現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

作業所の整理と年賀状と超辛口先生

夏井いつき『超辛口先生の赤ペン俳句教

28日(日)
朝から晴れる。霜の降りた朝。午後遅くから曇って、夕方から雨。
一年分を予約していただいているお客さまが、軽トラでお米を取りに来られる。若いお母さんで、三人のお子さんがいるということなのだが、今年は子どもたちに、うちの無農薬のお米で、お寿司をたくさん作ってあげようと思っています、ということでした。嬉しくて、ありがたくて泣ける。


その後、作業所の中の整理。午後は大豆用に使っていた乾燥機を解体する。


29日(月)
曇ったり雨が降ったり。気温は高い?
朝、奥さんからもち米を量ってほしいと言われ、4升分を一合の計量カップで量る。7.5kgでだいたい5升になる感じでした。明日は餅つきです。と言っても、餅つき機が蒸してゴネゴネしてくれるのですが・・・。


年賀状のデザインは出来たのだが、宛名を印刷しようとしたらプリンターのインクがないと言われて、そのままになっていたのを思い出し、お茶もそろそろ切れそうなので、お正月用のも揃えねば、とインクとお茶を買いに出る。しかし、なんだな、プリンターのインクはなんであんなに高いのかな。キャノンの六色セットは年末の特別価格でも4500円ほどである。本体はたしか一万円ちょっとだったはずだ。僕はこういう商売の仕方に誠実さが感じられないので、好感が持てない。


夏井いつき『超辛口先生の赤ペン俳句教室』(朝日出版社)読了。面白かったです。
どちらが言葉の無駄遣いが多いでしょうか?という質問ではよく間違えました(笑)。それから「説明」の言葉は俳句では嫌われる、ということだが、この“説明の言葉”というのも、言われてみればわかるのだが、なかなか句をひねっている最中には、見失いがちになりますな。“説明の言葉を映像の言葉にかえてみよう”と添削されるのですが、この映像の言葉も、なかなかすぐには見つからないんです。そんな気がしました。
あと「複合動詞」というのも説明の時に何度か使われています。なるほどなぁ、ひねっている時、複合動詞は意識していなかったなぁ。
それから僕の句は、すぐ中八になるとよく指摘してもらっているのだが、中八の字余りが、どうも僕はあまり不自然に感じられないという、リズム感のなさ、音痴さがあるようなのだ(笑)。しかし、これも“調べを滞らす”と何度も指摘されているので、気をつけたい。
それにしても、添削された後の句が、とたんにいきいきしてくる感じがするのは、さすがだなぁ、ほんとに。こういうのは職人技的なものもあるんだろうな。