現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

苗代第1弾の完了と俳句のページと荒起しなど


7日(火) 
午前中お米の精米など。
雨で寒い。
午後遅くから、岩井俊二監督『四月物語』(1998)を観る。一時間七分の短い映画なんだけど・・・。主演は松たか子。うーむ。どうなの?いや、わかるんだけどね、四月の物語だから。何も事件は起こらない。スケッチのような作品。でもちと恥ずかしくなるな、これは。いかんな。



8日(水)
朝のうち、少し雨が残る。午後から晴れてくる。
最初ちょっと雨が降っていたのだが、残っていた「秋の詩」の苗箱を苗代に出す。ま、すったもんだがあったが、なんとか1回目の播種した分を苗代に出せた。1回目は農ポリのトンネル苗代なので、ちょっとあれこれしんどかったりする。
でも天気予報ほどには風が吹かずありがたいことでした。
今日は地元の小学校の入学式。毎年、小学校の入学式の頃にうちの菜の花は満開になるんだよね。新入学の一年生の手をとって小学校へいかれるお父さんお母さんがうちの菜の花の圃場の横を歩かれるので、そういう写真を撮りたいな、と思っているのだが、この時期天気を観ながらいつも苗代仕事をしている。なかなかいい写真は撮れないんです。



午後からは晴れてきたので、田んぼに出たついでに桜と菜の花の写真を撮ったりする。


夜はホームページの俳句のページがここ二年ほど更新というか、追加されていなかったので、二年分を一気に追加する。ここ数年は半年ごとに30句ほどで1ページ分にしている。ですから二年分、120句、4ページ一挙公開という大変晴れがましいことになっている(笑)。タイトルは「春うらら」「辛子蓮根」「ナウシカ」「銀婚」の四つです。
俳句とは、またずいぶんと爺さん臭いことをお思いでしょうが、あーた、まあ、これが、言葉遊びなのですが、なかなか楽しいのです。作りはじめた頃(1995年初夏)は、ずいぶんたくさんというか、毎日のようにひねっていたのですが、今では毎月参加しているメール句会に提出する5句をそろえるのがやっと、というようなテイタラクですが、ま、それでもおもしろいというか楽しい感じがあるのです。いや、メール句会でもなかなか点は入らないのですが、それでもね。
最近、小説でも人気の又吉直樹せきしろ氏と共著の自由律俳句集『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』も評判になってますし、テレビでも芸能人の俳句センスを判定する番組もあったりして、俳句もちょっと身近かも(笑)。


などと書きましたが、それに厚かましくもリンクも貼っていたりしますが(笑)、ま、厚顔の極みという自覚もあったりして、だいたい百姓のお米のショップのホームページになんで俳句のページがあるのか、意味がわからないというご意見ももっともだったりするので、興味がある方だけのぞいてくだされば(笑)。いや、もともと最初HTMLをチマチマ書いてHPを作っていた時に、縦書きの俳句をどう表示させるか、あれこれ考えていたのでした。今は、結局、画像で表示させています。これだとふりがなも付けられますし。みなさんのネットのスピードもそこそこあるんじゃないかと思ってきたからです。ま、だいたい辻井農園のホームページは画像がたくさんあって、表示に時間がかかっているのではないかと、危惧しているのですが、ま、文字ばかりになったり、画像を小さくするのも、なんとなくちょっと抵抗があるんですよね。最初の頃は一秒でも速く表示させるためにあれこれ気を使ってHTMLを書いていたのですが、いまはもう、だだくさ(笑)です。「だだくさ」って、このあたりの方言かとおもったら、辞書に載っていたので、今、びっくりしているところ。ちょっと意味は違うようなので、どうなのかな?
しかしなんだな、1995年の初夏からはじめたとすると、今年は作句生活20年ということになりますな。普通、まあ、20年も続けていれば、なにか、何程か、モノになっているはずなのだが・・・。



9日(木)
午前中は曇っていたが、午後からは晴れる。
今日は終日、トラクタに乗って田んぼの荒起し。秋起こしがしてある田んぼもあるのだが、ずいぶん草が生えてきているので、水を入れて代かきする前に、もう一度トラクタで起こしてみた。


夜は1時間ホイルローダーに乗る。


蒲団に入ってから、イヤホンでYouTubeの落語、米朝、枝雀、志ん朝志の輔なんかを次々の毎晩一席づつ聴いているのだが、ここのところ、マクラばかりで寝てしまって、最後まで聴かずに朝を迎えているのだが、こてはこれで、幸せなことなのかもしれない(笑)。