現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

2回目の苗代と村上春樹を読みはじめること

15日(月)
今日も早起きして苗代の作業。今日は昨日播種した苗箱を苗代に出しました。200枚ほどは前回と同じ水苗代。泥の中に床をつくって苗箱を並べ、農ポリでトンネルを作ります。今回は一本だけ。
残りはプール苗代。固く乾かして固めた田んぼに厚手の農ポリを敷いて、その上に苗箱を並べます。で、その上に有孔ポリや不織布なんかをかぶせ、芽が出てきたら、水を入れるという苗代です。泥の中を歩かなくてもいいので、足や腰への負担は少なくなります。それからトンネルを作らないので、風にも強いかな?今日も午後は北西の風が出てきましたが、なんとか被せることができました。今年から導入したハウスパッカーが風の中、活躍する。
ま、うちのプール苗代は無加温の露地なので、発芽までがちょっと心配なのですが、その分、強くて元気な苗になります。
午後は気温も上がったので、最初に作った苗代のトンネルの前後を開けて風を通す。


16日(火)
朝からいい天気。午後になって少し曇る。
昨日、夕方、苗代を観てみたら、最初に下ろした苗箱が少し乾いていたので、苗代に水を入れる。昨日は暑かったのですこし乾いてきたのでありましょう。苗箱の肩ぐらいまでたっぷりと水を入れる。


それから精米。


午後は菜の花の田んぼの一枚だけ、鋤き込み具合が不十分でたくさん菜の花が見えている状態なので、2回目の好き込みをする。


村上春樹を読みはじめる。
Lazar Bermanの『ル・マル・デュ・ペイ(Le Mal du Pays)』をiTunesでダウンロードしてiPhoneで鳴らし、BGMにしていたら、次女が「『戦場のメリーゴーランド』にして」という。Le Mal du Paysはリストのピアノ曲なので、連想したらしい。「あんた、それは『戦場のメリクリスマス』やろ」というと、「あ、それそれ。」と言っていた。もちろんiPhoneにはいくつか戦メリは入れてあるので、次々鳴らしていると、「今度は『koko』にして」などと。もちろんこれも入れてある。で、坂本龍一をランダムに鳴らしながら『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んでいた。
が、今日は一日、あちこちの筋肉痛。昨日の苗代作業が原因だ。夕食後、ビールを飲んで居間で寝転がって読んでいるうちに、寝てしまい、夜中に起きてびっくりしたりしている。やれやれ。