現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

苗箱に土を入れながら

田んぼの中の赤い梅の花

午前中は曇りでときどき雨もぱらつくような天気。午後からは晴れてくる。
終日、苗代の苗箱に土を入れる作業。


苗箱に土を入れ、その上から種を播いて、また土をかけて、苗代に並べます。種を播くのは五月の連休に植える一番早いコシヒカリで4月の頭ぐらいです。あと二、三日したら、種もみを温湯消毒して水に浸けます。浸種という作業です。種もみに水をたっぷり吸わせて芽が出るように促します。そして24時間ほど25℃くらいの温水につけて催芽させて種まきします。苗箱の中に種を播いて土をかけたらすぐ苗代に並べます。4月の頭にならべるものは農ポリでトンネルをつくって芽を出させます。まだまだ気温が低いですからね。芽が出て緑色になってきたら、温度が上がりすぎないように温度管理が大切になります。稲刈りはコシヒカリでは9月の初旬あたりでしょうか。


4月の20日頃に播種して並べるものから無加温の露地プール育苗という方法で苗代をつくります。これは気温も上がってきているので、トンネルをつくらず、不織布をかけるだけで芽をゆっくり出させて、芽が出てきて緑色になってきたら、不織布をはがし、水をたっぷり入れて、苗を育てるという苗代です。この苗は5月の中旬に田植えします。


もうひとつ5月の上旬に播種するやつは6月の上旬に田植えとなります。これもプール育苗です。ネットで販売しております完全無農薬有機栽培米はこの5月播種、6月田植えのいちばん気候的にも自然なパターンでやっております。稲刈りは9月の中旬になります。


とこのように辻井農園では三つの時期にわけて播種して田植えをしていく予定です。とまあ、あれこれ予定を頭の中で考えながら苗箱に土を入れておりました。