現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

麦の出穂やらプール苗代やらこなし(荒代かき)やら筋肉痛やら


17日(金)
朝、浸種しておいた「コシヒカリ」を催芽機に入れて、温度を29〜30℃に上げる。前回、27〜28℃でやや芽の出具合がたりない感じがしたので温度を上げてみました。
それから明日はプール苗代に苗箱を出すので、プール苗代の準備をする。貫板を立ててペグで押さえて枠を作っていきます。今年は3本プール苗代を作るのですが、今日は2本分の準備。天気がいいので楽に準備が進む。


午後は荒起ししておいた田んぼに水を入れてこなし(荒代かき)にでる。一年ぶりなので水の加減がよくわからなかったけど、少し少なかったか。水は多過ぎるとよくない(藁や草が水に浮いてくるし土の水平がわからない、また尻水戸から水が濁水が流れ落ちると田んぼが痩せる)ので少なめでもまあよしとする。



で夕方、先日’いもあめ’を食べたらとれてしまった詰め物を入れ直してもらうために歯医者さんへ。
歯医者さんから帰ってきて朝いれた催芽機の様子をみてみたらすでにそこそこ芽が出ているので催芽機を止め冷たい水を足して温度を下げる。芽が出過ぎていると播種の時に芽を傷つけるからなぁ。塩梅が難しいところでです。


新聞の見出しに「民主さや当て」とあって、はて、さや当てがわからない。ははーん、「鞘当て」ですね。ささいなことから起こる喧嘩ということですね。なるほど。刀の鞘が当たって喧嘩になると。うーむ、なるほど。



18日(土)
5時に起きて5時15分から種落し(播種)の準備。5時30分から播種作業。今日は「コシヒカリ」を500箱以上播種することになる。8時30分まで。
午前中は昨日準備したプール苗代の方へ苗箱を並べる。枠の中にビニールを敷いて苗箱をその上に並べて、オレンジ有孔ポリシートを置き、不織布(ラブシート)を枠の上からかぶせる。作業は楽なのだが、僕はもちろん父や母も慣れていないから、なかなか気を遣う。
午後は慣れたトンネル苗代に並べる。こっちは泥の中での作業だし腰や背中の筋肉が頑張ります。



どうやら麦が出穂したようだ。


今日は風もなくいい天気で作業がはかどる。ありがたい。


19日(日)
今日は「秋の詩」の播種。少ないので楽。150箱程度。5時30分から作業を始めたら7時前には終了。
僕は8時から地域の総出の作業があるので草刈り作業に出役。父と母がトンネル苗代に箱を出してくれる。出役から帰ってきたら、ちょうどトンネルの農ポリをかぶせているところだったので、農ポリに泥をのせて押さえる作業から参加。



菜の花緑肥の田んぼは先日菜の花を鋤き込んだのだがやや菜の花の量が少ない感じがしたので鶏糞を少しまく。


11時から総出の出役後の懇親会。弁当とビールを少し頂いて気分が良くなりあれこれご近所さん達とよもやま話。その後帰ってきて昼寝。
15時からこなし(荒代かき)作業。
今日もホントに一日いい天気だった。ありがたい。


20日(月)
今日は曇り。午後から風が強くなる。
一日こなし(荒代かき)。用排水路工事の関係で水路近辺の田んぼの土を触ったところは低くなってしまったりまた高くなってしまったりしていて、少々手直しが必要。
昨日や一昨日の苗代作業の筋肉痛が今朝からひどくなってきていて首やら肩やら背中やら腰やら太ももの後やら・・・あちこち痛い。


岡田由佳子『7月のフランス自転車とともに』(枻文庫)読了。枻文庫なんて初めて知りました。味わいのある趣味の文庫、とあります。うーむ。写真とイラストとの楽しそうな体裁ですけど。ま、もひとつ。次はたなかそのこ『ツール・ド・フランスを見に行きたい!』(枻文庫)へ。


明日は雨か。風がものすごく強く吹いている。