11日(水)
寒い。ときどき時雨れる。
午前中にいくつか回って用事を済ませたりする。
午後は娘を迎えに行ったぐらいでなんだかごろごろ。
TPP反対の中野剛志の発言をいくつかネットで読んでいたら、原発には賛成だと話している動画を見つける。でもこれがTPP反対の主張に比べて、いかにも論がぬるいんだなぁ。口調はいつも通り熱めなんだが。うーむ。
午後はほんとにぐんぐんひえてくる。
夜は地域の広報紙の寄り合い。
12日(木)
朝冷える。大きな朝焼けが見られた。でもiPhoneで撮影したので、もうひとつか。この時期南東から日の出だが、北西の函館山近辺の真っ白な山々まで紅く染まっていた。
『ミレニアム3 眠れる美女と狂卓の騎士』昨日はぜんぜん読めなかったので、まだ上巻。“狂卓の騎士”とはこのメンバーだったのか。なるほど。今日はわずかな用事しかないので、どんどん読むつもり。
玄米を炊く。水加減はいつも勘でやっているのだが、今回はほんの少しだけ水が多かったかも。でもすばらしい炊き上がり。香ばしい玄米の香りとともにおいしくいただきました。
最近の新しい炊飯器は玄米炊きのモードが付いているものも多いように聞いていますが、土鍋はもちろん普通の鍋でもけっこうおいしく炊けるんですよね。圧力釜があればもちろん一番いいらしいですけれど。
うちの土鍋だと二合ぐらい炊けるんですが、二、三十分ほどで炊き上げることができます。ただまあ炊飯器みたいに任しておくことはできませんので、ガスレンジについていなくてはいけませんけれどね。ま、ちょっと新聞や読書しているうちに炊き上がりますし、他のおかずを準備していればいいですわね。
ちょっといい土鍋なのにご飯炊き用になっているので、近々、湯豆腐に挑戦してみるつもりです(笑)。うーむ。もっとも簡単な土鍋をつかった料理というとまず思いついたのが湯豆腐なのだが、うーむ。ポン酢と薬味の準備ですな。あ、もちろん豆腐と昆布か。単純な料理やで、素材が大切。ええ昆布使わんとな。豆腐は木綿ごし?絹ごし?どっちだ?うーむ。
湯豆腐といえば、次の一句。
湯豆腐やいのちのはてのうすあかり 久保田万太郎
有名だし、確かに名句です。晩年の孤独をしみじみ感じさせる。
でも湯豆腐の句では、次の二句も好きな句。
湯豆腐や持薬の酒の一二杯 久保田万太郎
湯豆腐のまだ煮えてこぬはなしかな 久保田万太郎
そういえば。
鮟鱇もわが身の業も煮ゆるかな 久保田万太郎
というのもあったな。鮟鱇鍋ももちろんいい。あっさりした湯豆腐より精のつきそうな鮟鱇鍋の方がいいかも。
「って、あんた、こういう句は、湯豆腐や鮟鱇鍋をしたときに紹介した方がよろしおますのんとちゃいますのん?」
「あんたの関西弁、どないやねん。ほんでも、そうですな。今日は玄米ご飯を炊いたんでっさかい、玄米ご飯のご紹介を。えー、万太郎の句に玄米の句があったやろかいな?なかったような気がしますなぁ。えー、菜の花を緑肥にして完全無農薬で有機栽培したコシヒカリのお米でっさかい、もう、玄米のままでも、安心しておいしくお召し上がりになれますえ。どーどす?ビタミンも豊富やし腹持ちもよろしおま。なによりお通じがすっきりどす!」
「あんたの関西弁こそあやしおすな。全国の人が知らんとおもて京都の人にでもなったおつもりどすか?それに、なんや、結局お通じかいな。あんた、あんたも俳句詠むんでっしゃろ?ここは万太郎さんに負けんように一句ひねり出したらどーどす?」
「いくらお通じがよくなるいうて、ひねり出す、とはどうやねん。しかし、ほやな、ここはちょっとひねってみよか。」
松の内玄米ご飯が炊けました 魚容
「はあ。うちは俳句のことは、よう知りませんよって、なんどすけど、結局なんや幕の内弁当のような句どすな。」