現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

京都で湯豆腐


閏年の二月二十九日。二月尽。二月は逃げますな。


やぼ用で京都へ。用事はお昼過ぎに終わったので、さて、遅い昼食をどうしようかと思案する。八坂神社の近くにおいしい御飯を炊いて出すお店があると昔何かで見たか読んだかしたのを思い出して、「安全安心おいしいお米」を標榜する辻井農園としては、ここでご飯を食べてみずにどうする、と勇んでネット検索をしたら、見つかったが・・・。今日のお昼の分は予約受付終了ということでした。なるほどせめて前日にご予約をということでした。無念だが仕方がない。じゃ、湯豆腐をいただくことにするか、と南禅寺へ。南禅寺近辺に湯豆腐のお店がたくさんあることは知っていたのだが、まだ入ったことがないのだ。ま、古くからのお店らしい。小さいがなかなか趣ある庭もある。胡麻豆腐、田楽、天ぷら、湯豆腐、とろろ、ご飯に漬物、という献立ですが、なかなかおいしくいただきました。豆腐ももちろんだけれども湯豆腐のタレと薬味の山椒の効いた七味とかネギとか、そういうのが絶妙なんだろうな。荷物があるのでクルマできていることもあって、ビールが飲めないのが無念である。
しかし、一緒にいった長女は「なんなん?精進料理?お腹いっぱいにならんのやけど。天ぷらも野菜ばっかりやし。お父さん、お腹いっぱいになったン?」「あーた、腹八分目ちゅうことを知らんのか。」「あー、肉が食いたい!」と店を出るなり言うておりました。(笑)
案内された席は座敷の奥の掛け軸のかかったところの前だったのですが、とうぜん、この軸の句が気になりますが・・・。これが読めませんのや。ま、たいてい読めませんね。「お父さん、読めんの?」と長女はプレッシャーをかけてくるのだが、読めないものは読めない。というかどういう漢字なのかもわからない。特に三文字目。一文字目は「独」でしょうか。二文字目はアメカンムリか?サンズイもあるな。あ、これは「八十三」やな、などと。娘からの敬慕を大いに失することになったのだが、教養のない親子は掛け軸の前の席に案内しないように。