現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

桜は満開と出芽機の組立とクリフォード・ブラウンの『コンプリート・

クリフォード・ブラウンの『コンプリー


今日は晴れて暖かくなるという予報だったが、午前中、それから昼過ぎまでは思ったほどの陽射しもなく、なんとなく花曇りという風情でしょうか。午後遅くなってからよく晴れてきました。


朝、やぼ用があって、日の出前に長浜駅まで行き、その帰りちょうど駅前通りを東に向かったところで、日の出となったのだが、日の出の場所は伊吹山のずいぶん南側で、なるほど位置関係で伊吹山と日の出の場所は大きく変わるということを実感(笑)。あたりまえだけど。


その後犬の散歩。ソメイヨシノは満開です。なんでしたっけ、桜花爛漫といいたいところですが、朝日だとなかなか桜花爛漫の色温度にならないんですね、これが。


で、朝飯前の仕事で、浸種していた種籾を催芽機に入れる。いままでは10℃前後の水に浸けていたのだが、だいたい24時間水温を27℃にあげます。すると種籾が籾を割って催芽するんです。この27℃という温度はホントは企業秘密にしてもいい微妙な水温なんですが(笑)、惜しげもなく公開しております。ヒーターで温度を上げているので、できるだけ外気で温度が下がらないようにムシロを巻いて保温します。



朝食後、午前中は、今年購入した出芽機が届いたので、これの組立。完成イメージが頭の中にないので、バタバタと。


午後は、出芽機の三相の200Vのコード(電線)が足りないので、延長コードを自作する。赤、白、黒、緑と四本の線が一つになっているのだが、ま、緑の線がアースということはわかっているのだが、ま、三相というのが、も一つ、実感できていないので、あれこれ勉強しながらの自作作業になった。そもそも出芽機は、たいてい作業所の中か軒下等におかれることがほとんどなんだが、うちは、作業所にも軒下にも余裕がないので、駐車場の一部に組み立てたのです。すると延長コードも地面に這わせると、車やフォークリフトが踏むことになるので、これもあまりよくなかろう、と軒下など上で這わせることにしたので、あれこれ時間も、手間もかかることになりました。延長コードですから、雄と雌とプラグを付けますが、ニッパが見つからず、カッターナイフでゆっくり被覆のビニールを剥いだので、時間がかかりました。しかし、なんだな、中学の時に習った「技術」は、あれこれ役に立っているなぁ。
もっとも電圧の表示は、まあ、なんとなくわかるのだが、今回も延長コードが250V、17Aと書いてあったような気がするのだが、このアンペアという電流の単位がわかるようなわからないような。
さてさて。



このところクリフォード・ブラウンの『コンプリート・パリセッション Vol.1』を聴いている。昔、中学生だったころ、長浜駅の近くに小さな「サン・ミュージック」のお店があって、レコードが並んでいた。早熟を装っていたのか、中学生の当時からジャズが好きになり、クリフォード・ブラウンのファンであった。もちろんその音楽がよかったからファンになったのではない。『FMレコパル』に載ったクリフォード・ブラウンのマンガがよかったので、クリフォード・ブラウンに興味をもって聴きはじめたら、これがとてもよくてファンになったのだ。長浜の街中に出るたびに、その「サン・ミュージック」でマイルス・デイビスクリフォード・ブラウンのLPレコードを、いつも引っ張り出しては観ていたのだが、当時このクリフォード・ブラウンの『パリセッション』というレコードがあって、クリフォード・ブラウンがかぶっているこの帽子がずいぶん気になっていたものだ。「このモワモワ、フワフワしたような帽子はなんだろう?」と一瞬麦わら帽子のようにも見えたのだが、・・・。
いやー、演奏はスバラシイです。前半は1953年9月28日の録音。本当はライオネル・ハンプトン楽団のヨーローッパ公演なのだが、ハンプトンはツアー先での録音をメンバーには禁止していたらしいが、そんなくだらない命令に従うメンバーではなかったようです。ジジ・グライシス(as)をリーダーとするメンバーがたくさん集まって、セッションがおこなわれ録音されたのが、このアルバムということらしいです。だいたいすごいですよ、トランペッターは、クリフォードブラウンの他にもアートファーマー、クインシージョーンズ、あと3人もいるんですからね。後半は翌日9月29日の録音。こちらはジジ・クライシスとクリフォードブラウンのセクステット。ま、こうやって聴くとジジ・グライシスのアルトサックスは、いささか退屈な気もするが、クリフォード・ブラウンのソロになった途端になんだか音に張りが出るんだなぁ。最後の曲「Goofin' with me」では、クリフォード・ブラウンのミュートを聴かせた演奏があるんだが、マイルスのミュートに慣れているので、なんとなくミュートの音らしく聞こえない。これならミュートしなくてもよかったんじゃないか?と思ってしまうのも、なんとなくうれしい。(笑)