現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

春はあけぼの。そして「秋の詩」の播種。

10日(水)

春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山ぎはすこし明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

そういう季節になりました。中学でも高校でも私の国語の先生はよく暗唱の宿題を出されましたので、これも中学の時に暗唱しました。若い時に暗唱できるように覚えた古典作品なんて、考えてみれば、本当に一生の宝ですね、そう思います。
↓早起きしたら、日の出前の菜の花の田んぼと伊吹山。5時26分

↓あ、あのあたりから太陽が昇ってきそう。

↓ね、あそこだったでしょ!?5時54分です。

 というわけで、昨日、催芽した「秋の詩」の様子を見に来たのですが・・・。うん?ちょっと芽がですぎかぁ。水温は28度だし、催芽時間もそれほど長くないのだが・・・。浸種に時間をかけたからか?温水を抜いて水を入れて種籾を冷やして催芽を抑えなければ。

 とあれこれやって、苗代に戻る。昨日の雨で苗箱が雨でダンブリコになっては困るので、プール育苗だけれど、水を排出しておいたので、あらためて水を入れる。朝に水を入れて、太陽の光で水温を上げるという作戦です。

 で、午前中は農談会。農協と県の普及所の職員さんに来てもらって、あれこれ話を聞き、懇談。本当なら三月中にやりたかったところですが。年度末、年度初めで、なにかとバタバタで、この時期になりました。

 その間に長男が一人で播種準備をしてくれていたのですが、どうも種籾の脱水に手こずっているようです。脱水機を先日買って、今日で使うのは2回目なのですが・・・。壊れました。ま、ちょっと無理はさせていましたが・・・。やれやれ。日本のモノづくりの志はどうなっているんだ?といいたいところですが、新品ですが、安いやつを買ったんです。ひょっとするとメイドインジャパンではないかもしれません。

 で、午後は「秋の詩」の播種。たぶん脱水に時間がかかったりしたからか、芽がどんどん伸びてきてしまっている。ああ。おかげで苗箱一箱当たりの播種量が少し少なくなってきてしまっています。でも大きなトラブルはなくありがたい。
 でもせっせ、せっせと今日も長男と次男と三人で播種。

 夕方、脱水機が壊れたので、安い洗濯機を探しに中古商品のお店を2軒回る。ああ、最初からしっかりした中古品を探せばよかった。買わなかったかが、狙いはつけました(笑)。

有機の圃場の菜の花(条間にはッへアリーベッチが盛りがって来ました。)と作業所。春の夕暮れです。

 ああ、カープ、タイガースに勝ちました。4連敗というか四試合連続で完封負けでしたからね。ドラゴンズはえらく調子よく走ってるなぁ(笑)。

11日(木)
 今日は温湯消毒からはじめる予定。
 外が明るくなってきたぜ。