現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

催芽機で芽を出して苗箱に播種して苗代に並べました。

桜の蕾赤くなる

1日(木)
四月になりました。新年度。でも百姓には新年度はあまり関係がない。
朝のうちに浸種しておいた種籾を催芽機に入れる。催芽機というのは、要するにすこし温度を上げた水に種籾を入れて発芽を促すわけです。催芽機には32℃に設定するように書かれていますが、僕は27℃に設定します。5℃下げて低温でゆっくり時間をかけて促します。その方が芽が揃う気がしているし、自然に近いと思うからです。
朝9時頃催芽機に入れて、夜10時頃確認したときに白い芽が少し見えてハトムネ状態にふくらんでいたので保温器のスイッチを切りました。


種籾を催芽機に入れたあとすぐに5月中旬に田植えするコシヒカリの種籾の温湯消毒をして、続いて浸種。温湯消毒で大汗をかく。


夜はスポ少の総会。役員なのでネクタイも締めて短い挨拶もする。相変わらず挨拶はぐだぐだ。

2日(金)
種落とし(播種)をする。朝起きてすぐに催芽機の中の種籾を確認していく。昨夜は作業所の蛍光灯の下での確認なのでいささか自信が持てず、種籾の様子を朝の光の中で確認したかったのでありました。大丈夫。すこし芽の出方が少なめですけれど、少なめぐらいが播種のとき芽を痛めないのでよしとします。さっそく播種の準備。
朝食を摂ってから播種。「コシヒカリ」と「秋の詩」。今年最初の播種ですが、父や母も手伝ってくれるので順調に行きました。
しかし、天気は雨模様。おまけに強風注意報まで出ています。今日は苗代に降ろせないので、播種のみで待機というところ。


夜はスポ少の結団式。昨日は保護者に来てもらったのですが、今日は子供たちが主役で、この一年の抱負を述べたり、誓いの言葉を唱えたり。なかなかよい式となりました。そのあと新入団の子どものユニフォームのサイズあわせ。

3日(土)
朝起きると快晴!しかも風もない!これはこれは、と急遽、昨日播種した苗箱を苗代に降ろすことにする。ええ、百姓は天気仕事です。だから早起きが大切。春はだいたい風がよく吹くものですが、朝のうちは風がないときが多いのです。
せっせと苗箱を軽トラに積み、苗代に運び、降ろして苗代に並べていきます。泥の中の作業になるので、これがなかなかなかしんどいのですがせっせと並べます。ウエイトリフティングの練習用の腰ベルトが大活躍。少しでも重いものを持つときにはこのベルトが手放せません。トンネルの苗代を一本つくったところで、風が出てきて、雲行きも怪しくなってきたので、終了。


あわててスポ少の野球の応援に行く。今日は準々決勝なのだ。しかも相手は大きな小学校の強豪チーム。ハラハラドキドキの試合展開でしたが、1-0で勝ちました。これで準決勝進出。応援にも熱が入ります。


NHKオンデマンドFlash化されたようで、MacOS X でも観られるようになるみたい。
あちこちでiPadの話題盛り上がってるなぁ。欲しくなってきたぁ。
朝犬の散歩の時に堤防の桜並木を見たらだいぶ蕾が蕾らしくなって、赤っぽくなっている。


明日も続いて、苗代に苗箱を降ろして並べます。