現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

積雪とオモシロイ夢と農家の愚痴と『自給知足な暮し方』




↑朝の積雪は15cmほどだったと思います。家の周りをママさんダンプですこしだけ除雪。

11日(土)
 終日、事務仕事など。ネット販売の分の集計をFileMakerでやっていたが、集計はともかくわかりやすくレイアウトするのに、けっこうな時間がかかってしまう。うーむ。

 オモシロイ夢を見た。夢の舞台は日本でなくて朝鮮半島か中国大陸です(笑)。どちらかはよくわからなかったけれど、宮廷の中で暮らす高貴な女性がお忍びで(なぜか)うちの村にやってきた。で、なんだかわからないがその高貴な女性が指にケガをしたというので、私が手当てをしてあげた。血が出ていたので(なぜか)私が血を吸い傷口をなめて血を止め、包帯を巻いてあげたら、ひどく感激されてそのまま宮廷に招待される。なんだかよくわからないが宮廷につくと、裸にされて風呂に入らされ、侍女というのか腰元というのか、(なぜか)女性が身体を洗ってくれて、こざっぱりした絹のだぶだぶの衣装に着替えさせられて、その高貴な女性といっしょに食事をしたり酒を飲んだりする。なんだか竜宮城に来たみたいだ、と思ったり、この高貴な女性は悪女で有名な西太后じゃないのか?と(なぜか)いぶかしんだりしている。(なぜか)高貴な女性はニコニコするばかりで(なぜか)何もしゃべらない。ニコニコしているのはわかるのだが(なぜか)顔がよくわからない。そういえば侍女たちも一言もしゃべってないような気がする。そうして豪華なメニューなのだが(なぜか)食事も酒も少しもうまくないというか味がしないのだ。ああ、早く家に帰りたい、田んぼの様子が気になる。と、思い始めたところで目が覚めた。朝鮮王朝か中国王朝かわからないが、日本以外の場所で飲み食いするような夢をみたのは初めてのような気がする。

 YouTubeをみていたら、農家の愚痴がどんどん出てくる動画が出てきて、なんだか笑ってしまった。儲からない。赤字だ、農機も資材も高騰している、やってられない。と離農していく方向の愚痴です。あ、いや愚痴と言ってはダメなのかもしれませんが、私には愚痴に聞こえました(笑)。まあ、農家はけっこう愚痴りはじめるととまらない、という傾向はあるけど。愚痴りたいことに事欠かないから(笑)。
 世界が滅ぶというか、激変する要因としては、核戦争があげられるけれど、同様に地球温暖化、気候変動の影響も人々から軽くみられているようでちょっと不安になる。杞憂とは言えない状況になりつつあるのに。
 核保有国が隣国に軍事進攻したり、次期大統領になる人物が突然グリーンランドは自分の国のものになるべきだと言いだしたり。SNSを運営する人がファクトチェックをやめると言いだしたり。世界は不安定な方向に動いているような気がします。ま、もっともいったい安定した世界なんてものがあるのか?と言う人もあるでしょうけれど。
 ま、これ以上は書かずにおこう。というか百姓には荷が重い話題ですな。出来るだけ安全で、安心して食べていただけるお米をつくることと、選挙に行くことと、何を買うか、何を使うかをちょっと考えること。だんだん年をとってきた百姓の私にできることはそれぐらい(笑)。

 わたなべあきひこ著『自給知足な暮し方』(八重洲出版)というムック本をペラペラとこのところ眺めていますが、これがめっちゃ面白い(笑)。サブタイトル(?)には “面白くて抜け出せない「neo貧乏暮らし」の沼  あるいはグローバルな資本主義経済を卒業し、戦争のない平和な社会を取り戻す方法” とあります。スバラシイですね。令和5年3月に出版されたようです。著者が八ケ岳南麓で自給知足な暮しを楽しんでおられる様子が伝わってきます。たんなる自給自足的な暮らしとも違うし、必要以上にお金に頼らない暮らしということで、ちょっとテキトーさも感じられるし、繰り返し手に取ってペラペラやってます。廃材での小屋がけ、古タイヤの利用、天ぷら廃油でトラクタを動かしたり、中古のソーラーパネルで発電して電気自動車を動かしたり、石窯をつくってパンを焼いたり。面白いなぁ。でも著者はけっこう機械関係、建築関係、DIYの知識も経験もありそうですね。溶接機も自作されていることの驚き!でも真似してみたいこともたくさん。