現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

小麦予定の圃場の畦畔の草刈りと『Isn’t She Lovely』と親鸞

tsujii_hiroaki2007-10-12

午前中は昨日の続きで小麦を播種する田んぼの畦畔の草刈りをする。田んぼの方も二、三日雨が降ってないしだいぶ乾いてきているようでありがたいことではあるけど。まだまだ大きく水が溜まっているところもある。
刈る前の秋の畦畔の草を写真に撮ろうと思って携帯をとり出したら、いきなり電池切れ。やれやれ。まおかげで草刈りに集中は出来たけど。
あとで「田んぼの生き物図鑑」や『FIELD GUIDE 19 野草のおぼえ方 下』なんかをみて名前を思い出したりしてちょろちょろとイラストを描く。


午後はお金で払う分の年貢を農協から振り込む。ちょっと準備不足で、家で年貢を計算して一覧表を作って、農協で引出しの用紙と振替の用紙を一件につき二枚づつ書いていたりして、けっこう時間がかかってしまった。農協の窓口だけでも用紙に記入するだけで30分。農協の手続きに15分くらいで、合計45分くらい。あとで聞いたら連記式の振込依頼書があるのだとか。用紙をもらってきたので来年はこれで振り込むことにしよう。3件は直接年貢分のお金を持参。これで今年の年貢もすべて払い終えることが出来た。あとは農協に出荷した分の米が高く売れることを願うだけなんだけど。


「ほぼ日」で山下洋輔タモリ糸井重里「はじめてのjazz2」という対談をやっていて、面白いです。
『Isn't She Lovely』をエンディングでやろうと話し合っている。うーむ。「Isn't She Lovely」いいですね。僕のiTunesで検索かけてみたらStevie Wonderの他にはDavid SanbornとNajeeのがでてきましたけど。たしかにjazz向きではあるかもしれませんね。でもStevie Wonderのオリジナルが一番カッコいいけど。


ところがその「ほぼ日」で吉本隆明と糸井さんの対談も始まって、タイトルは「親鸞」これもなんだか面白そうで。うちも浄土真宗なんですよね。「糸井重里浄土真宗の出逢い」のとこ読んでたら、お父さんがお寺に通い出すところで、「年を取るってそういうことかなぁ、とひとつには、思ったんです。そして、一方では、何というのかな、「人間が自然というものに負けていくさま」を見たような気がしました。」という文章が出てきて、感心しました。人間が自然に負けていくさま。自然の流れというかうねりというか、そういうものには人間は結局のところ勝てないでしょうしね。僕が百姓仕事にずいぶん素直になじんでいけているのも、人間が自然に負けていくさまそのもののような気もします。