30日(木) 終日、雨がふったりやんだり
定期預金の証書を書き換えてもらったり、総会の資料とkeynoteのスライドを作る。おおむね完成。
というわけで、また山田風太郎『人間臨終図巻』を読みはじめる。第3巻だ。次々と臨終の記録を読んでいくと、しかし、頭がくらくらしてきますな。おもしろいです。
31日(金) 旧正月 時々陽も射すが、北西の風が強い
フルートのようなキラキラした横笛と比べると、クラリネットという、女性のソロの楽器としては、いささか華やかさに欠けるきらいもあるけれど、モーツァルトのクラリネット協奏曲なんかを聴いてみると、柔らかくふくよかな音色に、うっとりとしたくなりますな。ま、中年男子としては、うっとりとしている姿など、誰にもみせられないけど(笑)。
というのは、ラジオを聴いていたら、クラリネット奏者の箱崎由衣さんが出てきていて、ピアノ伴奏でモーツァルトのクラリネット協奏曲の第二楽章を吹かれたのだ。これがなんだかとても美しく素晴らしい演奏でした。さっそくYouTubeで調べてみたけれど、動画は見つからず。で、かわりにといってはなんだが、豊永美恵さんのが見つかって、これを聴いているのだが、これがまた素晴らしい演奏ですな。K622だから、モーツァルト晩年の作品ですね。
アマゾンから早速届いたので、疋田寛吉『続・書人外書伝 我流毛筆のすすめ』(読売新聞社)を読み出す。なかなかいい出だし。『人間臨終図巻』の方はいつ、どこから読んでもいい本なので、また一休み。
疋田寛吉『我流毛筆のすすめ』 の影響もあって(笑)、すぐに心動かされてしまうのだけれど、久しぶりに水彩のイラストを描いてみたり、ペンで「祝婚歌」を書いてみたりしてみる。
絵の方は相変わらずのデタラメぶりだが、こういうふうにたくさん塗って、絵の具を濁らせてはいけません。うーむ。パレットも一度しっかり洗わないといけないかも(笑)。
「祝婚歌」は吉野弘が姪の結婚に際して、姪に贈った詩というのは知っていたのだが、昨日だったか、一昨日だったか、テレビで吉野弘の姪にあたる方とその旦那さんが登場して、贈られた「祝婚歌」(額装されて居間に上げられていた)が映されていた。柔らかないい字でした。
といって、それを真似したわけではないのですが、って真似できるわけないんだけど(笑)。しかも毛筆でもないんだけど(笑)。でも書いてみようと思わせられたのは、疋田寛吉の文章の影響です(笑)。