現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

師走になりました。

1日(日)
今日から12月。師走ですね。時の流れは、どんどん速くなっていきます。いやはや。


午後は氏神様の八幡神社新嘗祭。神社関係では、今年は氏子役員という形で祭典には春祭からずっと参加してきたのだが、今回は新嘗祭なので、氏子役員でありつつ、地域の農事の組合長としても式典に参加。榊も本殿まで供えてきました。猛暑やら台風やらあれやこれやありましたが、なんとか無事に収穫できてありがたいことでした。そのお礼ですね。収穫祭。ですから新嘗祭は農事の組合長も式典に参加するんですな。
その後は直会で、あれやこれやお話しながら神酒やら白酒やらをいただきました。


朝、ネットのラジオで『音楽の泉』という番組を聴く。皆川達夫氏が、シブイがやさしい声で解説する。「クラリネット協奏曲 イ長調 K.622」をやっていたからだ。クラリネットはアレッサンドロ・カルボナーレ、管弦楽モーツァルト管弦楽団。悪くないぜ(笑)。

さて、この日本語入力変換は、新しく出た物書堂の「かわせみ2」でやっています。これまでも「かわせみ」を使っていたのですが、新しく64ビットにネイティブ対応ということですし、細々と使いやすくなっているようなので、バージョンアップしました。
いや、なかなかいい感じ。
グーグルの日本語入力でもいいかな、っと思ったのでしたが、ま、ここは長年使っている物書堂さんのを、ということになりました。


昨日アマゾンでクリックしたインクがもう今日の夕方に届いた。あまりの早さにびっくり。


2日(月)曇り
えーっと、もう何をしていたか、思い出せない(笑)。午後、ご近所の隣組の物置を注文しにいったのを思い出したけど。
あ、思い出した。午前中、ずっと大豆の選別をしていたんだ。
あ、さらに思い出した。物置を注文した後、本屋さんで文庫を二冊買い、ジャズが鳴っているらしいという喫茶店に寄ったんだった。
茶店はジャズ喫茶ではなく、いかにもBGMという気配で、優しい音量でなっていましたが、シンプルで清潔なムードの店内で、コーヒーが350円で安くてびっくり。



3日(火) 晴れ
竜王のドラゴンハットまで、農協のバスに乗って、ヤンマーの展示会を見てくる。
春に新しい田植え機がくることになっているので、大きい機械にはあまり興味がないのだが、細々した道具とかの出店も多いので、あれこれ見て歩く。無農薬栽培がらみで、除草機をいくつか見てみたが、心にヒットしたものはなにもなく、結局、何も買わず。


そんなことより、バスの席で、僕の斜め左前に座っていたお兄ちゃん。スマホの横スクロールの激しいゲームばかりをやっていて、さすがに音はヘッドフォンで聞いていて、こちらには聞こえないが、時々、「うぉ!」とか「や!」とか「うぎゃ!」「てめ!」などと急に叫ぶのはやめてもらえないか。なにごとかと思うじゃないか。
それに小さな20数人乗りのマイクロバスの中で、喫煙するのも、どうなのよ。3センチほど窓を開けるから、少しは気にしているんだろうが、わずかしか開けないから、返って、入ってきた風で副流煙が後ろの僕のところによけいに流れてくるじゃないか。


お兄ちゃんの態度や振舞いが気になりつつ、僕はバスの中で白洲正子『日本のたくみ』(新潮文庫)を読み続け、読了する。読了してから気がついたのだが、これって『芸術新潮』の昭和54年1月号から55年6月号に連載されていたエッセイなんですね。「花を立てる」の川瀬敏郎の項で、どこかで見たか読んだかした気がしたのだが・・・。学生時代に「芸術新潮」は時々買っていたし、図書館でもよく眺めていたので、図書館で見たのだろうか。
もう三十数年前の文章なので、内容は古いのだが、面白く読めました。匠の職人のことはもちろんですが、職人たちがそれぞれ自分で自分の道具を工夫し作っているというあたりが共通していますね。もしくはそういう職人たちのための道具をつくる職人がまたいたりしてね。
家の父親もよく自分で道具を作っていたようです。農具も含めて、道具は自分の使いやすい工夫をして自分で作る。そういう精神はとても大切だと思いました。


帰ってきてから、大豆の乾燥機を解体。


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4日(水) 晴れ
まだ田んぼ道にコスモスが咲いていた。最後のコスモスの花。


終日、大豆の選別。


東日本大震災から1000日だそうです。うーむ。


5日(木) 曇り後晴れ時々曇り
今日は終日、お米の精米をしたり、発送の準備やら発送で郵便局にいったり。
ありがたいことに、お歳暮にうちのお米を使ってくださる方がいらっしゃって、今日はどういうわけか、その精米やら発送に追われました。ありがたいことです。お歳暮には、熨斗紙をつけて発送しています。お礼や感謝の気持ちの表れですから、うちとしてもそういう気持ちに応えなければいけませんから、丁寧に美しく発送いたしました。いえ、いえ、いつも丁寧に発送しています。


減化学肥料の「コシヒカリ」が完売となりました。ありがとうございました。無農薬の「コシヒカリ」と「秋の詩」はまだまだ充分にありますので、お歳暮に、お正月用にも、どうぞご賞味ください。安心して食べていただけるおいしいお米です。
ありがとうございます。