現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

草刈りと「尻踏み」と「Close to you」


朝一番に「世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策」の事業の一つで草刈りに出る。
作業の前後に、うちの麦の圃場の畦畔の草刈りも少しだけする。ああ、伸び放題。


その後、終日「尻踏み」。
今日は風がけっこう吹いたし、「こなし」から日数が経っているので、つちがいついてしまっていて、水も少なかったし、けっこう時間がかかる。
「いつく」という語を手持ちの辞書で調べてみたけれど、出てこなかった。「居着く」とか「斎く」「傳く」は載っているんですけれど。「いつく」というのは、土の状態のことをいっているのですが、要するに代かきをしてそのまま放っておくと、水が張ってあっても、泥がだんだん水の中で固く締まってくるんですが、この固く締まってくることを「いつく」と言います。「いつく」は自動詞ですから、水がだんだん減ってきているのに気がつかず代かきしてせっかく泥にしたのに、また乾かしてしまうようなときには「いつかせてしまう」なんて言いますね。
というわけで、日没まで「尻踏み」。風が強かったので、なんだか思った通りには「尻踏み」ができず。
明日は農協から機械を借りて、カルパー処理した種籾を湛水直播する予定です。苗代をつくって苗を育て、苗を植えるのが田植えですが、苗ではなく、田んぼに直接種籾を播いて育てるのが直播きです。天気は下り坂だし、風が強くて今日の「尻踏み」の均平に自信がないし、南東の風が強かったので、南側にある尻水戸から落水するのか心配ではある。


明日、提出締切の書類があるのだが、明日書類を書くことにして、今日は「ごめん寝」する予定である。


今さらだが、バートバカラックの曲をときどき聴いたりしている。たぶん最初に聴いたのは、カーペンターズが歌ってヒットしていた「遥かなる影」という邦題だったが、「Close to you」だと思う。中学生の時によく聴いていたはずなのだが、”Close”という動詞の意味が”閉じる”ではない、と教えてもらったのは大学生の時であった。というか、英語だったしそれまであまり歌詞の意味が頭に入ってきていなかったんだよなぁ。
それにしても、このYouTubeの動画。最後のところをあと一秒か二秒、待てなかったんだろうか。