現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

今年の田植えも終了したこととホウネンエビと「ほな」


11日(火)
朝一番に精米をする。
それから午前中は「苗代じまい」で、最後の田植え。苗代をつくっていたところに田植え。これで今年の田植えも全部終了。うれしい。あいがたい。あとはどんどんと根を張っていって順調に伸びていってほしいです。


午後はまた精米など。長男に田植え機を水洗いしてもらう。


12日(水)
午前中は無農薬栽培の「みどり豊」と「秋の詩」の圃場に除草機をかける。どちらも二回目。初回から10日過ぎたので、今回は条間だけでなく株間にも針金が動くようにしてみる。「みどり豊」のほうは条間にずいぶんヒエが生えてきている部分があって、さてさてどうなるかな?
午後は精米とお米の配達をして、小麦の圃場の畦畔の草刈りに出る。今日から農協が小麦の受け取りをはじめたようです。うちの小麦は少し肥料をやりすぎたのか、雨が降るたびにどんどんと倒れてきつつあります。ああ、でもその分登熟も少しだけ回りの圃場より遅れていたのですが、ここにきてどんどん登熟してきましたな。急いで草刈りもしないと。



ホウネンエビを見つける20190612

除草機をかけているとき、ふっと田んぼの水面をみると、いました!ホウネンエビ!今年も豊年満作たのみまっせ!(笑)しかし、こいつはほんとにかわいいのでうれしくなってしまいました。


田辺聖子さんが亡くなった。中学生だったか高校生だったか本屋さんで文庫本の背表紙を眺めていたら田辺聖子『ラーメン煮えたもご存じない』というのがあって、ラーメンって煮えるものなの?ラーメンを煮る?という妙な感じがしたのを覚えています。誰かにインスタントラーメンを作ってほしいとき、「ラーメンつくって!」といいますな。「ラーメンして!」ともいいますな。「ラーメン炊いて!」も今は言わないけど、昔、子どもの頃は言っていたような気がするなぁ。「ラーメン煮て!」とは言わんよなぁ。と思った記憶があります。
というわけで僕が読んだ田辺聖子さんの本は一冊だけで『文車日記 私の古典散歩』(新潮文庫)。これが、あーた、スバラシイ文章でした。日本の古典作品を紹介する入門書としては最高の一冊だと長年思って、何度も再読しています。ところが今本棚を探してみたのだが、これが見つかりませんのです。うーむ。

「人生で一番いい言葉は<ほな>である。」って、確かにいいなぁ。ま、関西人にしか通用しないかもしれんけど。ほな。