現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「こなし」と田んぼの夕景と大麦の刈り取りなど。


28日(木)
 長男が昨日の続きで「こなし」をしてくれて、僕はその間に畦畔の草刈り。
 午後は、二人で漏水が気になる圃場2枚に畔波シートを入れてみる。2枚のうち1枚は直播きの圃場で、1度、干してあるので、土が固くなかなか畔波シートが入らなくて苦労する。こういうときは、干す前にシートを入れておくべきですな(笑)。
 その後、田回り。暑くて、爽かな感じ。






29日(金)
 朝から、快晴。スバラシイ青空!


 ほんとうは「こなし」作業や無農薬栽培の圃場に除草に入るつもりだったけれど、このお天気にやられて、大麦の刈取りをすることにする。農協のU君に電話して、昨日の搬入された大麦の水分を電話して聞いたら、そこそこ乾いていそうだし。
 もちろんコンバインの操縦オペレーションは長男に任せる。あたしゃ、軽トラに積んだコンテナで農協のカントリーエレベーターに搬入する係を引き受ける。去年は30aだけ種取り用に栽培したけれど、小麦から大麦に転換して本格的に栽培したのはこれが初めて。大麦は芒(のぎ)と書くのか禾(のぎ)と書くのか、毛がありますね。これが麦よりも長くて固いし、小麦と比べると収量も多いので、コンバインが脱穀するのに苦しむんですよね(笑)。そんなこんなで少しコンバインのスピードを落として刈取りしてくれました。豊作の気配?



大麦を刈る20200529



 夕方はまた田回り。




 二つとも日本農業新聞のコラム記事。土井善晴さんの言葉は、その通りだな、と思いつつ読みました。「身土不二」って、あまり百姓以外は使わない言葉のような気もしますが、難しい言葉ですよね。「身と土、二つにあらず」つまり人間の体と人間が暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にあるという意味の言葉です。当たり前のことではあります。最近では食料自給率の向上のためや地産地消のために使われることが多いような気がしますが。
 遠くから運んできたものを食べるより、自分の暮らしている土地でできたものを食ていれば、間違いない、とは、よく聞きますね。