現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

大豆の圃場と苗箱の始末と畦畔の草刈りと前腕の痙攣と『サード』とタチアオイ


↑今日の完全無農薬有機栽培米「秋の詩」の圃場。3回中耕除草したので、そろそろ溝切りして中干しします。



↑よく観ると条間にコナギがずいぶん生えてきていますな。



↑アオウキクサがうつしくいです(笑)。



↑完全無農薬有機栽培の大豆の圃場だけど、どうも溝の両側だけは緑のラインが見えるけど、あとは・・・。



↑本葉が出るとこれが不思議なことにすぐに虫に(なんの虫だろう?)かじられて穴が空くことが多いのだが・・・。



↑こちらも完全無農薬有機栽培の大豆の圃場ですけど、こっちのほうが本葉のラインがよく見えますかな。



↑これは播種と同時に除草剤をまいた慣行栽培の大豆の圃場。ま、とにかく次の本葉が大きく開いてきたら最初の中耕除草をしなくては。天気が心配だけど。


 天気予報ではもっと曇り空かと思っていたけれど、昼前から陽射しが出て強烈に蒸し暑い。
 午前中は大豆の圃場を観てくる。双葉から本葉が出てきて、すーっと緑のきれいなラインになってうれしいところもあるけれど、うまく発芽してきていないところもありますな。播種後、けっこう強烈な雨が降ったからなぁ。少し播種が浅かったところは土が洗えてしまったのかも。いやはや。


 その後、長男と田植えの時に使ったままになっていた苗箱を作業所の二階へ上げる。田植えの後、空になった苗箱を母がきれいにして積み上げておいてくれたのです。ま、そろそろ何とかしないと作業所の整理ができない。というか苗箱の格納が今一番の整理整頓になるのでした(笑)。
 というわけで長男と二人で、僕が苗箱を抱えてハシゴを上がり、二階に置き、長男が二階でまたきれいに奥から積み上げていく、というやり方です。
 蒸し暑いのですぐに大汗をかいて全身水を被ったようになる。お昼で一旦休憩。シャワーを浴びる。NHK囲碁対局と日本の話芸(神田松鯉の「水戸黄門記より 出世の高松」)を観て休憩。その後再開したら、いよいよ蒸し暑くまたすぐ全身水を被ったようになる。なんとか全部二階へ上げることができた。
 長男はまたすぐシャワーを浴びたい素振りだったかが、もうすぐ大豆の中耕除草をしなくてはいけないので、去年折らせてしまった除草機の爪の交換を4本する。
 長男はここで仕事を上がって、僕は一昨日の雨で最後までできなかった畦畔の草刈りに出る。終わったら、ちょうど日没でした。


 帰ってすぐお風呂に入ったけれど、右腕の前腕の内側の筋肉がつって、今でもなんかすぐつったりしている。大汗をかいたので、水分が足りないのだろうか。あと自分の声や呼吸音が耳に響く。これも熱中症の症状の一つだろうか。


 東陽一監督『サード』(1978)を観る。主演は若き永島敏行(まあ、この人は今でもなんだか若々しく見えますな)。森下愛子も若いです。脚本を寺山修司が書いてます。1978年のキネマ旬報ベストテン第一位らしいです。少年院の話なのだが、うーむ、アート・シアター・ギルドなんですな。ATG。なるほど、いかにもATGらしい感じがします。
 永島敏行は今は俳優業と同時に農業コンサルタントみたいな仕事もやっていますよね。NHKの農業番組の司会進行役もやっていたような。(今でもやっているのかな?)だいたいぶっきらぼうで、愛想笑いのできないような役をやっているような気がします。その感じはこの『サード』の時にすでに出てますね。僕より五つ上なのか。うーむ。


 庭のタチアオイが美しいので、カメラを向けたらよくわからないハチがぶんぶん言わせて花から花へ飛んでいた。と思ったら花びらに小さなゾウムシが写ってました。なにゾウムシなんだろう?昔はゾウムシたくさん採集していたことがあるんだけど。うーむ。
 この写真を見なおしてタチアオイの雄しべと雌しべはどうなっているんだ?という疑問が出てきた。だって花の中心に白い塊があるけれど、どれが雄しべで雌しべなのかわからないんです。で、調べてみたら・・・。
 なるほど時期が来て雌しべの塊から雌しべが出てくるんですね。詳しくはここで(笑)。今のうちのタチアオイはまだ雄しべだけですね。これから雌しべが出てくるのかな。うーむ。まあ、オモシロイですね。