現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

世界No.1バーボンウイスキーと紫式部と藤原為時の和歌

14日(日)
 今朝はうっすら積雪だったけれど、朝からよく晴れて、日陰以外は概ね解けてしまいました。

 あいかわらす事務仕事には集中できんかったんやけど、今日のね、Eテレの囲碁対局はすごかったですよ。許家元九段と本木克弥八段の対戦。“コウ”って云っても囲碁のことをまったく知らないとアレですけど。大熱戦!大熱戦!最後はAIの予想も大きく揺れてきて、そしたらNHKはAIの予想を表示しなくなってしまいました(笑)。どうなったんや!とテレビに向かってツッコミを入れたぐらい。結局、本木克弥八段の半目勝ちでした。半目というのは囲碁では最小の差での勝負です。

 大河ドラマ『光る君へ』第2回も観ました。紫式部藤原道長の物語のようですね。紫式部吉高由里子が、藤原道長柄本佑が演じるそうです。吉高由里子は好きな女優さんです。コケティッシュは英語?coquettish(形) “⦅文⦆ なまめかしい, 媚態(びたい)の, 男性の気を引こうとする(ような), (男に)色目を使う(ような).”  と英和辞書にはありますね。いや、なんとなくコケティッシュな女優さんだな、と思っていたので。しかし平安時代のドラマって難しいだろうなぁ。上級にしろ下級にしろ平安貴族の暮らしって現代の日本人にはあまりなじみがなくなっていますからね。男性も、女性は特にあまり資料も残っていないらしいですし。よくわからないところもあるでしょうね。まあドラマだから、人間ドラマとして描けばいいんでしょうけれど。
 和歌はいくつかきちんと残っていますね。紫式部のは百人一首にも残っていますし、父親の藤原為時(岸谷五朗が演じてます)の和歌もネット検索で出てきました。

 紫式部のは「せっかく久しぶりにめぐり逢えたのに、あなたなのかどうかもよくわからないほどの短い時間であっという間に帰ってしまわれた。まるで、雲隠れしてしまった夜中の月のようでした。」というような意味でしょうか。百人一首にも採られている歌ですね。
 父親の為時のはドラマでもなかなか任官できずにいる様子が描かれていましたが、「遅れても咲くべき花は必ず咲く。わが身はもうこれまでと見限っていましたが、私もやっと花が咲きました」というような意味らしいです。『後拾遺和歌集』にあるとのこと。
 今日のドラマでは若き紫式部が代筆の仕事をしているところがあって、もっと丁寧に描いてほしいと思ったけれど、和歌が手紙の文面そのものというか、メッセージそのもの、という感じがしておもしろいなぁ、と思いました。紫式部が実際には街中であんなことやっていたとは思えないけれど、やっぱり上手に和歌が詠める、手紙のやり取りができる、というのは当時はとても大事なことだったんだろうとわかります。もっともあんな街中の庶民(?)が手紙を出しあっていたかどうかはわからないけれど。
 昔、橋本治の 『双調平家物語』を読んだことがあるので、なんとなくこのあたりのこともぼんやり覚えているのですが、道長の父親の兼家があれこれ権謀術数というか、はかりごと、たくらみ、計略で、摂政になって権力の頂点に上り詰めていくんですよね。藤原兼家段田安則が演じてますね。ええ、どうもちょっと笑えてしまいますけれど。うちの奥さんに「どう?」と尋ねたら「第一回は視聴率もう一つやったらしい。」ということでした。「ほんで、どうなん?」ともう一度聞くと「誰が誰やらようわからん。みな同じ顔に見える。」ということでした。なるほど。NHKはそのあたり、よく考えるように。ぷぷ。

15日(月)
 さて、精米します。