藤原正彦『国家の品格』読了。
僕はサラリーをもらう生活から自営の農業へと生活を変えたのですが、ま、収入は1/3になり、経済的には、おそらくたぶん苦しい状況だとは思いますし、農閑期には夜勤のアルバイトになんかでたりして、44歳の男としては、ちょっとツライかな、と思わないこともないですが、「たかが経済」なんて言葉を教えられると、「そうそう、たかが経済」と口の中でつぶやきたくなる。ああ、でも藤原正彦はリッチな生活しているんだろうけど。
それから子供たちには美しいものをたくさん見せたいという気になりました。自然の中の美しさ。教育の大切さは、もちろんなんだけれど、あれこれ事細かに言葉で教えなくても、そこに生まれて育つうちに、自然に身につけていくものが、美しいものであってほしい、品格あるものであってほしい。そういう社会や世界を作るのが親の心というものでありたい。
貧しくても、品格がある、上品である、尊敬をあつめる。そうそう、顎を引いて、背筋を伸ばして、胸を張って生きる、藤沢周平の描く世界だわなぁ。本の帯には「画期的日本人論」とあり、「画期的提言」とカバーの裏にあるけど、画期的でもなんでもありません、藤沢周平です。
そろそろ年賀状のことも考えなくてはならない時期になってきたかも。ここ最近は絵を描いて一句添えるという体裁にしているのだが、田んぼの絵になにか一句といきたいところだが、何も思い浮かばん。
LiFE* with PhotoCinema2でスライドショーを作って、ムービーに書き出そうとすると、恐ろしく時間がかかってしまう。1分のムービーで18分くらいかかるとでるのだが、50時間ぐらいかかりそうな感じ。最初の頃はもうちょっと速かったのだが、(4時間くらい?)いやはや。メモリも640Mほど積んであるし、どこに問題があるのかよくわからない。ということで、iMovieだけで作ることになりそう。