今朝の「日本農業新聞」に滋賀県の水稲の所得率が35%になったという記事が載っていた。所得率というのは収入金額に対して必要経費を引いた所得金額の割合。滋賀県の水稲10aあたり玄米で収入は111810円、必要経費が71704円、所得は40106円。所得率35%で過去最低水準らしい。やれやれ。「標準外経費」ってなんのこと?
さっそくうちの田んぼでも計算してみなくては。
おなじく「農政転換」の連載記事、今日は第3回目。昨日の2回目は担い手には認定された個人農家と集落営農などと2種類あります、という様なことだったと思います。認定農業者になるか、ならないのなら集落営農組織のようなものを立ち上げないと助成金がもらえなくなりますよ、ということです。
第3回目の今日は対象が水稲、麦、大豆など土地利用型農業が対象で、ミカンなどの果樹や野菜、花卉、畜産物なんかも対象ではないということです。その理由は二つ
- 米、麦、大豆などを作っている農家の高齢化が著しく、大変心配。
- 現行の貿易ルールでは大豆や麦などの補助金を削減しなければならず、WTOの交渉でもさらに削減の方向なので、補助金を維持するには、制度の見直しが必要
品目横断的な経営安定対策の中身は二つ
- 販売額が生産費を下回るような赤字になったら、その差額を助成する「ゲタ対策」(対象品目は麦、大豆、テンサイ、バレイショ)
- 価格が下落したときに、減収額の9割を補う価格補填対策「ナラシ対策」
要約すれば、こんなところ。
今日は農協へ滋賀県の環境こだわり農産物の申請書を出す。環境へ配慮した農作業や化成肥料を50%以下にして有機肥料を使うこと。農薬も慣行栽培の50%にするというようなものです。農薬の50%はもうすでにというか父親もクリアしていたのですが、化成肥料を半分にというのがね、むずかしいところです。農協から有機肥料を買えば簡単だけど、ぐんと高いですからね。でも基本的に今年は農協の有機肥料を使ってみることにしました。