現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「こなし(荒代かき)」をする

15日(火)
一日素晴らしい天気。風もない、気温もぐんぐん上がった。
荒起しした田んぼに水を入れて「こなし(荒代かき)」の作業をする。しかし秋に起したままの田んぼなので雑草がびっしりで、二度くらいは回らないと草が泥の中に埋もれてくれない。やれやれ。
米作り飯になるまで水加減。と言いますが、田んぼの水が足らないと、うまく田んぼの土が泥になってくれないし、水が多過ぎると田んぼの高低がよくわからなくなって均平にしにくくなるし、草とかが水に浮かんできて土の中に沈まないのだ。ヒタヒタのちょうどいい水加減が大事なんです。
田んぼに水を張るとカエルが鳴きだします。モンシロチョウが2匹こんがらがるように飛んでいき、早くも渡ってきたツバメが泥を狙って飛び、カラスや雀や背黒セキレイムクドリが出てきたカエルやクモやミミズを狙って田んぼに集まってくる。目を上げれば堤防に桜、菜の花。水を張った田んぼの水面からの照り返しで、しっかり日焼けしそう。一日、ほんとにいい天気でした。苗代のトンネルの中の温度を心配せねば。


16日(水)
朝、母が苗代のトンネルをあけて、さらに小さな穴を開けてくれていた。苗箱を出した日も天気が良かったし、昨日も天気が良かったので、なんだが苗の生長が早い気がする。うーむ。
今日は一日曇り空。午前も午後も一日荒代かき作業。夜からは雨という予想です。
昨日と違って少し風があるので、吹かれると桜の花びらが盛大に散っていっている。そして代かきしている田んぼに飛んでくるのでした。トラクタから眺める落花の美しさ。
腰痛も連日のように夕方接骨院に通ったのでだいぶ楽になってきた。朝、靴下も自分で履けるようになった。ありがたいこと。