現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

農談会と幼穂の確認

午前中は農談会。穂肥の時期や大豆の栽培についてお話を聞いたあと、田んぼにでて実際に幼穂を確認しながら穂肥の時期を確認する。自分の田んぼだけではなくご近所の農家の田んぼを見て回るというのもとても勉強になるものですね。
午後は自分の田んぼでも連休植えの田んぼの幼穂を見て回る。4ミリから5ミリというところでしょうか。有機入りの肥料なのでもう散布して良さそうな感じです。風の具合も見て明日か明後日かそのあたりでしょうか。
それから水はけがあまりよく無い田んぼの尻水戸を切って落水。


藤沢周平全集第21巻』読了。「三屋清左衛門残日録」と『秘太刀馬の骨」枕頭本として楽しめました。しかし読み終わったこの時点でそれぞれどういう話だったのか、と聞かれてもはっきり思い出せないというか言葉にはならないのだけど、楽しめた、という印象だけは強く残っているのです。
四十も後半になってくると覚えていられることは、ほんとに限られてくるようで(いや、なんでも覚えていける50、60の人もたくさんいらっしゃるでしょうけど)、繰り返しの無いものはほとんどダメですね。いや、ほんと。一度聞いただけではその時すごく感動しても、断片ははっきり覚えているけど、全体を再構成しようとすると途端にあやふやになって混乱したりします。二度三度と繰り返されると(たとえば田んぼの仕事とか)覚えられるのですけどね。去年の夏が暑い夏だったことは覚えていますが、この冬の寒さはどうだったのか、その前の冬は夏は?となると途端に自信がなくなったり。いや一昨年の夏も暑かったです。でも忘れることは激しいものですわね。