現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

伊丹十三『女たちよ!男たちよ!子供たちよ!』読了。

『女たちよ!男たちよ!子供たちよ!』

今日から三月。でも旧暦では1月16日。月齢15.0の満月です。
なんだか寒い一日。午後少し雨が降る。
長男が高校を卒業する。式にはうちの奥さんが出席。立派な卒業証書をもらってきました。
さて、先日も少しだけ書いたように、枕頭本に伊丹十三『女たちよ!男たちよ!子供たちよ!』を読んでいたのですが、読了。四半世紀ぶりの再読という感じですが、すっかり忘れていたことばかり。育児論が中心の本です。長男が高校を卒業するという日に、こういう本を再読して読了するという巡り合わせ。
自分の子ども、我が子を持ってからは初めて読んだわけですが、あ、なにか他のものでも育児書を一度も読んでこなかったということにも気がつかされたのですが、自分が育児にいかに無自覚に、自分勝手に、気ままに、自分の都合で生きてきたのか、ということをなんだか突きつけられるようで、ひどく居心地の悪さを覚えさせられる本でした。長男長女はもちろん、次男次女もすでに小学校の後半に入ろうというのですから、そのような反省ももはや手遅れであるのですが。やれやれ。


今村昌平監督『うなぎ』(1997)をDVDで観る。カンヌ国際映画祭パルムドールです。
そうか、もう13年前ぐらいになるのか。いや、どこかで予告編を観て、すごく観たかったという記憶だけはしっかり残っているのです。二回か、三回入る大きなカエルのショットが『楢山節考』をふと思い出させます。そうか、こういう映画だったのか。なるほど。どこかふわふわした感じの映画ですね。リアルな映画のようでもあり、現実離れした映画でもあります。うん?あたり前か。


いがらしみきお『かむろば村へ』二巻、三巻読了。いよいよなんだかわからなくなってきたぞ。うーむ。