現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

自然と泣けてくる

連日、テレビを見ているのだが、うーむ、あまりのことに、言葉が出ない。
心よりお見舞い申し上げます、と言ってみたところで、あまりの現実に言葉がふっと蒸発してしまうような気がしてしまう。


それにしてもテレビで見る限り被災者の方々の悲しさやつらさを胸に秘めた本当に落ち着いた行動に頭が下がります。それと救援活動の自衛隊、警察、消防、それから役所の方々の奮闘ぶり!不明の方々の無事を祈るばかりです。


それから。
テレビで、今回の災害に対して諸外国から援助・救援の申出がたくさん、しかもすぐにきていること、海外メディアが日本を応援していること、壊滅的な被害でもあるのに日本人が礼を忘れない行動をしていることなどを驚きと敬意をもって報道していると伝えていました。
ふと日本国憲法の前文が頭をよぎった。どこかに“国際社会で名誉ある地位を占めたいと思ふ”というフレーズがあったと思い出したからだ。それはとりもなおさず世界の国々から敬意をもってつきあってもらえる国になろうということだろう。これまでクライストチャーチでも四川でも、そのほかいろんなところ、世界中で無名の、無名の日本人が誠実に行動してきた証であろう、と。
ポイントが募金になったりすることもはじまったみたいですね。


今日は確定申告をして、午後は今度の日曜にある地主・耕作者の川の藻上げにそなえて、川の法面500メートルほどの枯れ草を焼いた。服に枯れ草を焼いた煙の匂いが染みついた。なんだか春の匂いのような気がする。枯れ草の中に土筆が出始めていてヒメオドリコソウも咲きはじめていた。いや、頑張らねばなりませぬ。