現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

祇園のお茶屋さんに連れていってもらうことなど

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2日(金)
うーむ。何してたんだっけなぁ。今となっては思い出せない(笑)。たぶん真面目に事務仕事はすこしやったはず。


3日(土)
午前中に置きっぱなしになっていた大豆の乾燥機を分解する。それから作業所の整理整頓。
午後は京都へ。錦市場で生牡蛎や焼き牡蛎を食べ、叡山電鉄一乗寺へ行って恵文社一乗寺店でぶらぶらとして、祇園へ。今日は高校の時の同級生のI.T君に祇園お茶屋さんに連れていってもらうことになりました。集まったのはI.T君とA.T君、S.T君、I.K君と私の5人。みんな久しぶりに会う面々であります。お茶屋さんは上方落語で知ったのですが、まあ、「一見さんお断り」という所ですから、僕には縁がないところだと思っていたのですが、I.T君が「じゃ、一緒に行こか!」と誘ってくれたのでした。あははは。ありがたいことですな。ちょっと驚いたのは、僕以外の4人はそれぞれお茶屋さんで遊んだ経験があるということでした。まあ、I.T君以外の三人もなにかと京都に縁のある暮らしなので、そういうことなんでしょうな。いやはや、恐れ入ります(笑)。おいしい料理もいただいて、踊りというか舞いも見せていただき、お座敷遊びの「とらとら」もさせてもらう。「とらとら」は、まあ、じゃんけんと同じなんですが、加藤清正の槍と虎と老婆の「三すくみ」になっているわけですが、楽しく遊ばせてもらいました。「タハ!オモチロイ!」というところや、舞妓さん、芸妓さんの踊りも素晴らしいけど、地方さんの声や三味線も素晴らしいものでした。僕は生で聴く三味線は落語の出囃子ぐらいしか知りませんでしたが、すぐそばで聴く三味線の音の大きさと響きのよさにちょっと圧倒されました。
その後も二次会、三次会と連れていってもらって春の京の都の夜は楽しいことでした。おおきにありがとね。


4日(日)
祇園のビジネスホテルで目が覚めたのだが、目が覚めた瞬間から、二日酔いを自覚する。やれやれ。
今日は「八代目儀兵衛」で昼食をとるつもりで、昨夜、京都で一泊することにしたのだが、・・・。テレビやネットで噂のおいしい御飯を出すお店ということらしい。「安全・安心、おいしいお米」を標榜する辻井農園としては、ぜひ一度食べてみたい、と思っていたのです。一度9時半に二日酔いの体で「八代目儀兵衛」さんの前にいってみると、すでに5人並んでおられた。10時に記名する用紙が出されたので、記名して、あとは11時前にもう一度ここにやってくればいいはずなのだが・・・。とにかくノドが激しく渇いているし、胃の調子も明らかにおかしい。近くのスターバックスで特大サイズのコーヒーをゆっくり飲んでみたものの、いよいよ胃の調子がおかしくて、妙に汗をかく。これではせっかくの「八代目儀兵衛」さんの評判のご飯もまともには食べられそうもない、と判断して記名を消してキャンセルし、帰途につく。やれやれ、大変残念だが仕方がない。京阪電車と地下鉄で山科に出てJRで帰って来たが、帰ってくる頃になって、やっとすこし気分がマシになる。いやはや。
少し休憩して、元気になってきたので午後は畦畔の枯れ草を焼きにでる。よく燃えてありがたい。




5日(月)
終日雨。ときどき強く降ったり、強く風が吹いたり。
事務仕事や振込や次女の塾の送り迎え、夜に落書きなど。

落書きと書いたけれど、いつもの落書きではなくて、写真を見ながら定規で計ったり鉛筆で薄く下書きをしてからペンを入れてという念の入れようだ(笑)。いつもは5分で仕上げるようにしているのだが、最初水彩絵の具を使うつもりで、スケッチブックを使ったし、サイズも大きいので、一枚に一時間半ほどかかってしまっている。二枚で三時間である。水彩にしたらさらに30分くらいかかるかな?そのわりに顔はうまく描けなくて、「わしの顔はこんなんやない。」と同級生諸兄のお嘆きの顔が思い浮かぶが、まあ、僕の顔がいちばん妙なことになってしまっているし、ご容赦願いたい(笑)。なまじ似させようとしてペン先に勢いがなくなったのがいけないな、と反省しているがどうしようもない。
僕は初めてだから落語の世界では”ウブな若旦那”という役回りどころでありたかったが、みんな年齢的にはしっかり者の大番頭どころか、懐の深い旦那さんというあたりなのでしょうな。まあ、たぶん僕以外のみんなは実際のところもそうなのかもしれない。いや、あれだな、ひょっとするとそろそろ隠居する年齢なのかも(笑)。


まあ、いろいろあったが、今日はこのあたりの報告で。遊ばしてもらったら、また頑張って働かなならんわい。
スティービー・ワンダーのアルバムをずっと流しながらの作業。70年代のスティービー・ワンダーは神がかってるな、などとつぶやいてみる。