現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

オコナイと「白い巨塔」と「花いくさ」と「祇園会」


10日(日)
 今日はオコナイさん。直会で14時過ぎまで楽しく飲んでしゃべった。


 少し寝て、夕方、テレビを点けたらBSで「白い巨塔」をやっていて、4時間くらい観てしまった。『白い巨塔』と言えば山崎豊子ですな。ええ、未読です。でも小学校の頃だったか田宮二郎主演の『白い巨塔』を観た記憶があるのだが、ウィキで調べてみたら、何度も映画化やドラマ化されていて、最初の映画は1966年で田宮二郎主演。なんだかいろんな賞をとった映画ですね。監督は山本薩夫。脚本は橋本忍です。なるほど。小学生の時に観た記憶があるのは、この映画なんだろうか。3度目の映像化されたテレビドラマの『白い巨塔』は1978年だということなので、僕がすでに高校生になっているなぁ。うーむ。なんだか記憶がこんがらがっているけれど。里見先生は山本學がやっていた記憶なので、やはり高校生の時にも観ていたのか。
 今日放映されていたのは2003年版の唐沢寿明が主演のやつ。いや、おもしろかったです。2003年なので、わりと役者もみんな若くて。ちょっと観はじめたらやめられなくなって最後まで観てしまい4時間ほどテレビの前に座ってしまっていた(笑)。


11日(月) 建国記念日
 朝のうちに洗面所の蛍光灯を交換しようとホームセンターにいったら、10wの直管の蛍光灯相当のLEDがあって、グローランプをはずしてシールで封をして、そのまま蛍光灯と同じように取り付ければLED照明になりました。一瞬で付くのでありがたいです(笑)。
 夕方、YouTubeで『花いくさ〜京都祇園伝説の芸妓・岩崎峰子〜』を観る。2007年のテレビドラマ。主演は井上真央さん。おもしろかったけれど、やはりどこか花街のムードというか映像が少し薄っぺらい気がする。まテレビドラマなのであまりお金もかかっていないということなのだろうけれど。市川崑ならもっと深みのある映像にしているはずだが、ま、そんなことを言っても仕方がない。


 今朝の日本農業新聞のコラム「四季」。「鼻白む」という言葉は、最近はあまり使わない気がするが、僕はわりと好き。と言って自分で使ったことはほとんどないけれど、「鼻白む」という言葉が出てくるとなんとなく書いてる人に教養があるような気にさせられるから不思議(笑)。

  落語の「祇園会(ぎおんえ)」じゃないが、自慢話も過ぎれば憎たらしく感じる。二つの演説を聴いてそう思った向きもあろう▼トランプ米大統領の一般教書演説と安倍晋三首相の施政方針演説である。「530万の新規雇用を創出した」「失業率は半世紀で最低水準」とうたい上げ、「わが国の経済は世界の羨望(せんぼう)の的だ」とトランプ大統領。1時間半に及ぶ自信たっぷりの長広舌に、身勝手な自国優先で迷惑を被る国や福祉の切り下げに悩む人が苦虫をかむ気持ちも分かる▼片や安倍首相。「この6年間、3本の矢を放ち、経済は10%以上成長した」とアベノミクスを自賛した。「5年連続で今世紀最高水準の賃上げ」と言われても、庶民にはどこか別世界のよう。輸出目標の1兆円が「もう手の届くところに来た」と強気の農業も、足元を見れば高齢化と担い手不足に悩む。無理に明るくしても「張り子の虎」との辛口も出る▼国の進む道が問われる時代である。「米一国主義」が登場して、世界には混乱の兆しが漂う。米ロの中距離核戦力全廃条約が破棄されれば、中国を巻き込んで核開発が過熱する。東アジアでは北朝鮮の非核化が進まない。どうかじを取ればいいのか▼きょうは「建国記念の日」。鼻白む自慢話はほどほどに、「謙遜」の2文字を送る。



 というわけで、志ん生の「祇園会」を聴いてみましょう(笑)。後半、とくに熱演です。


古今亭志ん生(五代目)祇園祭(祇園会)