現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

小学校や中学校や野球部の応援にいったことと大豆の選別


17日(土)
朝から雨。でも朝のうちはそこそこ気温は高かったような気がするのだが、だんだん、気温が下がってきたようなきがする。
今日は次女の小学校のフェスタがあって、発表会。カメラを持って観にいきました。毎年書いていますが、子ども達の大きな声、合唱には、心が震えます。うまく書けませんが、これこそが未来への希望であり、夢でありましょう。「遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそゆるがるれ。」子ども達の動き、声には、本当に力があります。いいものですな。本当にいいものです。
本当は一足先に出た奥さんにiPhoneでビデオ撮影してもらい、僕は一眼レフで写真を撮るつもりでしたが、体育館はお父さんお母さん方で一杯。奥さんが見つけられない状態なので、iPhoneで音だけ録音しておいて、写真撮影しましたが、声の力に圧倒されました。今度、小学校の体育館に入るのは卒業式でしょうか。


午後は次男の中学校の授業参観。次男の野球部顧問で監督のF先生の英語の授業。顔見知りなので、たぶんF先生も気を遣われたでしょうね。英語は苦手な次男です。授業中、次男がなかなか挙手しないものだから、ここぞというところで3秒ほど次男を優しく静かに睨みつけて、合図を送り、無言のうちに次男の手を挙げさせて、たぶん易しい問題で指名して発表させてくださいました。謝謝。他の野球部の連中はみんな成績優秀なので、睨みつける合図があったのかどうか、わかりませんが、50分の授業中、たくさんの生徒がどんどん指名されて、どんどん答え、隣の席の男女で質問し合い、答え合うという、元気な授業でした。


18日(日)
朝から晴れたり曇ったり時雨れたり。典型的な冬の日本海性気候。
今日は次男の野球の練習試合で、北の方の中学校が会場でありましたので、いよいよ時雨模様で、昼前から時雨模様。いやはや。なかなか野球の観戦・応援も風も強くて寒く冷たく、楽ではない季節となりました。
次男は二試合目の途中出場。守備はしっかりやっておりました。打順は回ってこず。というところ。


19日(月)
冷え込みましたが、朝から快晴。今日も小春日和だとか。
レノン号ノ散歩につきあいつつ、霜の降りた田んぼやあぜ道を撮ってみる。日の出直前のパノラマ写真も。
さっそく朝、大豆の選別をしようと大豆のコンテナを農協の選別機に持っていったが、三台ある選別機が約20秒の差で先にとられてしまい(こっちはフォークリフトなので、軽トラの俊敏な動きには敵わないのでありました。)とりあえずコンテナを選別機の横に置いて帰ってくる。
仕方がないので、トラクタの液の散布機のタンクをもう一度水洗いし、散布機のところを取り外す。ロータリーを水洗いして泥を落とし、シーダーをコンプレッサーのエアでもう一度細かい肥料のカスなどを吹き飛ばしてきれいにする。


と、ここまで作業したところで、大豆選別機があいたと連絡をもらったので、掃除はここまでにして、大豆の選別へ。今日は父と二人なので、少し選別機に流す大豆の流量を減らしてゆっくり作業をする。午後目一杯選別作業。
そんなこともあってすこし時間がかかったのだが、今日は夕方から農事組合の寄合いがあって、遅刻ぎりぎりになってしまう。
うーむ。


朝のテレビは虎谷温子アナウンサーがおもしろいし、このところ読売テレビの「す・またん」にしている。今朝も辛坊治郎氏のニュース解説をちらちら観ていたのですが、衆議院選挙の争点が話題で、雇用・景気回復とか医療・福祉・介護をあげた人が一般の一位、二位でダントツでした。TPPはぐっと下がって4%、何位だったか。アナウンサーの森ちゃんが「でも、これ(TPP)って普通の消費者には参加した方が、得なんですよね?」と言うと、辛坊治郎氏も、一瞬間を置いて「うーん、どちらかというとね、ま、農業団体とか、農業関係者の人はね、・・・」という問答が5秒ほどあったのですが、なんだかなぁ。
TPPって、農業だけでなく、雇用にも、医療にもものすごく関係することなんですけれど。そういうことって全然まだ理解されていないのだなぁ、と。外国からコメも含めて、関税のかかっていない安い農産物が輸入されるようになって、農産物の値段が下がっていいのじゃないか、ぐらいにしか思われていないのじゃないかと、ちょっとガッカリ。


先日からあれこれTPPに関する新聞記事を文字テキストに起して、ブログに書こうかと準備しては、あまり政治的な記事はそぐわないかも、と、やめている記事がたくさんあるのだが、要するに政府は、ちゃんとTPPのことを説明していないということですね。
政治家の言葉も経済団体のえらいさんの言葉も、農業・地方と企業・都市の対立、農家と消費者の信頼関係の崩壊という方向に煽っているようで、もうまったく嫌な感じしかしない。