現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

稲刈り!はじまりました。


↑今日か、明日に刈取る予定の慣行栽培の「コシヒカリ」と伊吹山。夕暮れです。

29日(火)
 朝、精米など。
 それから米ぬかやもみ殻を有機の大豆の畝の間に撒いたり、草を抜いたり。

 その後は作業所の準備など。半年間格納しておいたので、ざっと掃除しながら並べていって。コンバインで刈ってきた籾が乾燥されて、玄米になって袋詰めするところまでの流れを作っていきます。
なんとか明日から慣行栽培の「コシヒカリ」の稲刈りを始めたいと思います。ご近所も極早生の「あきたこまち」や「みずかがみ」なんかを刈り終えて「コシヒカリ」の刈取りが始っていますね。ま、それでも8月中から「コシヒカリ」の刈取りなんて・・・。私が就農した頃にはほとんど誰もやっていなかったのですが。ま、今年は気象庁が観測しはじめてから一番暑い夏で、「異常気象」です。と正式に発表した暑い夏ですからね、ま、釣り師の次ぎに(?)地球の環境の変化には敏感な百姓ですから、気象庁からそんなことを教えてもらわなくても、感じてはいましたけど。ああ、そんな一番暑い夏に僕の部屋のエアコンが故障していたんだから、事務仕事もすすみませわな。私はノートタイプのパソコンを持っていないので、涼しいところに移動して作業をすることができないんだなぁ。

30日(水)
 朝、昨日に続いて有機の大豆のところにもみ殻や米ぬかをまく。

 曇り空で朝露もないので、朝食を食べてすぐに稲刈りへ。今日はあれこれ試運転。たまにパラパラと雨が降ったりしたけれど、たいしたことなくて良かったです。
 長男がコンバインを操縦して、たくさん刈ってくれました。ありがたい。私は運び屋をやって、うちの乾燥機がいっぱいになると、農協のカントリーエレベーターへせっせと籾を運びました。ま、これも試運転のうち。 
 昼食も食べずに16時過ぎまでやって、その後は田回り。籾の水分は23%ほど。夕方乾燥機に火を入れました。

31日(木)
 朝、というか夜中に乾燥機が止まっていたのは音で気がついていたのだが、乾燥機の様子を見に行くと、14.4%で乾燥が仕上がって止まっていた。でも手持ちの水分計で計ってみると17%もある。やれやれ。ちょっとムラがあって水分の少ないところを計って止まってしまったか?
 仕方がないので、また乾燥機を動かして、長男と稲刈りに出る。1反ちょっと刈ったところで、籾が1杯になったので、家に戻ってみると、14.9%で乾燥が仕上がっていた。
で、籾擦りと選別機のの試運転。うーむ。じつにきれいな玄米。選別網からもあんまり落ちないし、色彩選別機でもあまりはじかれる米が出ていない。その所為か最後の1.9mmの選別網に流れてきた玄米は選別の能力をオーバーしてあふれそうになっている。こんなことって、ある?それで籾擦りの量を少し絞ったり、色彩選別機のところですこしゆっくり目に流すようにしてみた。むふふふ。とてもきれいな玄米でありがたい。でも、どこかおかしいのかも。
 1パレット分を出荷して、その後また稲刈りに出る。乾燥機が一杯になったので、一回分だけ農協のカントリーエレベーターに出荷。


台風7号でずいぶん斜めになってしまった「コシヒカリ」。小さい田んぼだし、斜めだしゆっくり刈ってもらっています。


 今夜は13年ぶりのスーパームーンブルームーンが重なった、スーパーブルームーンらしい。なんだか13年前のことも覚えているような気がする(笑)。昔、「こちらブルームーン探偵社」というアメリカの番組があったということも書いた気がする。シビル・シェパードブルース・ウィリスがやっていて、二人ともまだまだ若い感じでした。

1日(金)
 もう金曜日。やれやれ。
 夜中に起きて、乾燥機の様子を確認する。もちろん美しい満月。でもなかなか月の写真は上手に撮れない。スマホでもSONYのRX-100でも。たぶん僕のテクがないからだろうけど(笑)。

 そういえば、先日の「クローズアップ現代」で、農業のことが取り上げられていた。有機農業のことも。テレビではあまり農業関係のことが取り上げられることはないので観てしまいました。いろいろ思うところはあるが、今は書かない(笑)。ま、いろいろ苦しい、厳しいことは間違いないんだけど。

 今日も籾擦りと稲刈り。しばらくそんな日々が続く予定。台風が次々発生しているので、どうにも進路が気になる。