現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

久しぶりに家で飲んでしまった。


朝から晴れる。気温も上がってうれしい。ありがたい。やっぱり体が楽なんです。ってオジジみたいですが。



力石徹ほどの激しい減量をしているわけではありませんが、毎日、体組成計に乗って一ヶ月ほど経ちました。特別な減量法があるわけではありません。毎日、朝と夜と自分の体重を見つめる、という減量法です。いくらブログだからといって、自分の体重までさらすことはひかえますので(笑)、Y軸はぼかしてあります。いささか上下動を繰り返しつつも、なんとなく体重が減ってきているのがお分かりだと思います。
青い線は朝の、緑の線は夜の計量です。



今日、こんな風にグラフを公開しようと思ったのは、少し地域で配り物があって、1時間少し、自転車を漕いだので、汗をかき、家では飲まずにいようという自分の中の誓いを破って、1500ml飲んでしまったからであります(笑)。買ってきたのではありません、家にあったのがまずかったですな。
昔、種田山頭火の日記をずーっと読んでいたことがあって、山頭火は行乞の旅をしていたわけで、酒やら女性やら、あれやらこれやら、自ら戒めていたことがあったのですが、それが何度となくほころびをきたすわけです。僕はそれがなんだかおかしく、笑いながら読んでいた記憶があるのですが、ま、自分も似たようなものだと、山頭火と比べるのもおこがましいですが、自ら課した戒めをあっけなく破ってしまうところなんぞは、まあ、凡夫の凡夫たるところでしょうけれど。でも一ヶ月ほども続いたので、よしということにしておきたいところです。
まだ、目標体重まであとすこしですので、もうしばらく頑張ります。



うーむ。『晴子情歌』が危ない。ここに来て、どうも読めないというか、寝てしまう。これはどうも高村薫の純文学ですな。文体から純文学の香りが立ち上っているのはわかるんですが・・・。


今日で2月も終わります。二月尽。二月は逃げるといいますが、確かに速い気がします。今朝新聞を読んでいたら、紹介されていた詩。今日みたいな、穏やかな陽射しの出た日には、いいですね。2月も終わりますが、旧暦ではまだ1月19日なので、お許し願いたい。



    二月のあかり        石垣 りん


     二月には
     土の中にあかりがともる。


     遠足の朝など
     夜明けの
     まだ暗い空の下で
     先に起き出したお母さんが
     台所のデンキをつけるように
     旅のしたくを始めるように。


     二月にはぽっかり
     土の窓にあかるいものがともる。
     もうじき訪れる春を待って。


     草の芽や
     球根たちが出発する
     その用意をして上げるために
     土の中でも
     お母さんが目をさましている。