現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

田植えの第三弾開始とあれやこれや

26日(日) 暑い。
朝は、総出の草刈り。堤防の草刈りを2ヶ所ほど。あれやこれやで1時間ほどで終了。お昼前から草刈りを終えての寄り合いと懇親会。
瓶ビールを冷やして出したら、瓶は久しぶりだとなんだか喜ばれた(笑)。


懇親会はまだつづいていたのだが、僕は郷界改めに出る。地域の郷界(隣村との境界)を確認して歩く。何キロ歩いたのか?Googleマップで確認してもいいのだが(笑)。とにかくお昼にたくさんビールをよばれているので、いささかしんどいこととなりました。3時間ほど歩く。
夕方は、この郷界改めの後の懇親会。懇親会の連チャンである。またビールをたくさんいただく。


帰ってお風呂にはいったら、パンツ一丁のまま居間で寝てしまったらしく、夜中に目を覚ましたら、蒲団をかけてもらっていた。あわててパジャマに着替え、蒲団をもって寝室にいって寝る。やれやれ。


27日(月) 曇り風強し
なんだか、咽喉が渇く。二日酔いの兆候だ。いやはや。
今週は天気が下り坂との予報で心配していたのだが、なんとか今日は一日雨は降らないということなので、今日から田植えの第三弾の開始。
朝、田植え機のエンジンをかけて田んぼまで乗っていったのだが、田んぼに入る前に、あちこちグリスアップしたり、燃料を満タンにしたりして、さてとイグニッションキーを回しても、モーターがウンともスンとも言わない。やれやれ。でも計器や各種のランプは点灯しているので、バッテリーが悪いのではなかろう。第一、さっきまでエンジンが回っていたのだから。
あちこち接続が緩んだのかと、カバーを開けて電気回りの線を触ってみるが、効果なし。いやはや。
農機センターに電話してあれこれ指示を仰ぐのだが・・・。うーむ。どれも効果がないので、来てもらうことにする。
クラッチを何度か踏んでみて、と言われていたので、待っている間、いらいらする心そのままに、ガシャガシャと何度も繰り返しクラッチペダルを踏んでいたら、なんと、またセルモーターが回ってエンジンがかかってしまった。
クラッチペダルを踏んでいないと、セルモーターが回らない仕組みになっているのだが、どうもそのあたりのセンサーがいささかバカになっていたようでした。いやはや。
この田植え機はすでに十数年、二十年弱、働いてくれており、もうすでに充分老体なのだが、なんとかメンテナンスをして動いてもらっているのだ。今年の田植えも後もう少しなので、なんとか最後まで頑張って欲しいところ。頼むぜ。


で、それから頑張って、田植え機を労りつつ、田植え。田んぼ四枚。父母のサポートをえて、強風の中、田植え終了。


九州、中国・四国地方が梅雨入りとのこと。


草刈りや懇親会で、役員としてふるまったこと、郷界改めでたくさん歩いたこと。懇親会が一日に二つあったことなどの疲れ、二日酔い気味であったこと、田植えにいささか無理をしてたくさん植えたこと、などなど、疲労があちこちにたまりつつあり、帰ってきてからは、アルコールも口にせず、ゴロゴロしては居眠りするばかり。


28日(火) 近畿地方も梅雨入り 朝から風が強いお昼前から雨がぱらつく。
さすがに昨日はたくさん寝たので、朝早く目が覚める。まだ窓の外は暗かった(笑)。
天気予報では午後から雨、ということだったので、だったら午前中になんとか尻踏みを終えている田んぼ二枚を植えてしまおう、と朝早くから、田植えの準備をする。でも今日も風が強い。
二枚のうちの一枚は菜の花を緑肥にした無農薬の田んぼだ。


午前中は田植え。強風の中に時々雨もまじってきたが、雨はたいしたことなく、合羽を着ることもなく終えることが出来た。
午後は事務仕事と田回り。雨が降ってきているが、振ったり止んだりで量はたいしたことはない。


夜にゴロゴロしてばかりで、なんだか久しぶりにiMacであちこちのブログやFacebookを確認したりする。

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以下、なんだかとりとめもなく、思いつくまま三日分。


最近、ヒバリの雛の巣立ちの時期なのか、田んぼ道で巣立ったばかりという気配のヒバリをよく見かける。


この冬は、山の積雪が少なかったということで、田んぼの用水が不足気味で、土地改良区の農業用水が、どうも夜の間少なくなっているようだ。それでどうも夕方に開けて水を入れるとき、田んぼの水口の開け加減がよくわからない。


NHKネットラジオ「らじるらじる」をたまに聴いている。今までは東京の放送局のが流れていたので、天気予報や交通情報、ニュースなど、東京方面の情報ばかりだったのだが、昨日から大阪の放送局なども選んで聴けるようになった。関西の天気予報が聴けるのがありがたい。


小学校から英語教育をするというニュース。グローバルな人材を育成するというのだが・・・。グローバルな人材とは?国際人とは?自分の金儲けのために世界を駆け回っている人材ということではあるまい。


家の中にツマグロハナカミキリが飛んできた。



ふと気がついたら、『八重の桜』も三週間分、観ていないことに気がついて、とりあえず2回分を通してみる。会津藩。いよいよあぶなくなってきました。どうしようもなく巻き込まれてしまっていく、という展開なのですが、実際のところは、どうなのかわかりませんが。幕末・維新のこの時代も、切り口によって、いろいろな見方ができそうですし。って、いやいつの時代でも同じなんですが。


是枝裕和監督の『そして父になる』がカンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた。出生時に病院で赤ん坊が取り違えられたと知った家族の物語ということらしい。
昔、山口百恵赤いシリーズでもありましたな、同じ展開のテレビドラマが。三国連太郎が迫力ある演技をしていました。
今朝の新聞のコラムに「産むことも生まれしこともかなしみの一つ涯とし夜の灯り消す」と河野裕子さんの短歌が載っていた。かなしみは「哀しみ」でもあり、「愛しみ」でもあると紹介されている。