現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

雨に濡れながら中耕除草


なんだか今日は微妙な天気で、ときどき雨が降る。
朝のうちは、朝顔のツルが掴まるテをビニール紐でつくる。毎年つくっているのだが、うーむ、今年は少し例年よりきれいにできたか(笑)。


午前中は畦畔の草刈り。ま、頑張っています(笑)。


午後は雨が気になったが、中耕除草機をだしてきて、チェーン除草していた無農薬の田んぼの条間の土をかき混ぜる。コナギにはどれくらい効果があったのかわからないが、クログワイにはなかなか効果がありました。ふふふ。コナギには、いよいよ「カルガモン」の出番でしょうか。
中耕除草機はエンジン付きなので、ま、自分で前へ進んでくれますが、人間はそれをコントロールしながら田んぼの中を歩いていかなければならないわけです。今年はチェーン除草が比較的、(とても)うまくいっているので、初めて中を歩いたわけですが、歩くとやっぱり足が疲れますな。疲れるというか、田植え用の長靴を足首のところでぎゅっとゴムで縛っておかなかったので、足が長靴の中で少し動いたので、つま先や小指のあたりが、いたくなってきたわけです。いやはや。



田んぼの中にはいろいろな生き物が暮らしているわけですが、吸い付かれて困るのがヒルですね。僕が小さいころ祖母などは裸足で田んぼに入っていたりしたので、ときどきヒルに吸い付かれて血がにじんでいたのを思い出します。もっとも僕は山登りをしていたころ、山蛭(やまびる)という恐ろしいヒルを何度も見たり、一度は知らない間に登山靴に中に進入されて、靴下が真っ赤になっていてびっくりしたこともあったりして、田んぼのこんなちいさなヒルでは驚きませんが(笑)。


それから田んぼの中を歩いているとセマダラコガネを見つける。触覚の先が三つに分れているやつでなかなかカワイイ気配を漂わせている。人間でいえば、まつ毛の長い感じだろうか。


後半からは雨の中、濡れながら中耕作業したのだが、ま、涼しくてありがたかったです。カッパを着ると暑いんだよなぁ。田んぼの中を除草機をコントロールしながら歩いているので、まったくカメラで撮る余裕がないのだが、オタマジャクシや水生昆虫が動いているのも楽しいし、イネの上を今盛んにイトトンボが飛んできて、卵を田んぼの水に落としているのが美しく、うれしかったりする。細くて小さなイトトンボがたくさん目の前に飛んでくる景色ってのも、なかなかいいものですよ。そういうことがあるので、雨に濡れていても全然気にならなかったです。
ま、とは言え、田んぼから帰ったら、すぐ熱いシャワーを浴びることができたので、なんだかホッとしたのですが、そういうことができなかった昔の百姓は、なかなか大変でしたね。


夕方、近所の同級生のお父さんが亡くなられたので、同級生と連れ立って二人で悔やみにいく。悔やみにいったのだが、あれこれ話しているうちに、だんだん話があちこち飛び、何度も三人で笑ってしまう。もちろん失礼のないように気をつけていたのだが。
僕らが子どもの頃、五十過ぎの大人は、とてもしっかりしておられたように見えたのだが、自分たちが五十過ぎになってみると、これが、てんで世の中のことがさっぱりわからず、中途半端で、だらしのない、しまらない状態なのだ、ということなのだが、・・・。うーむ。ま、いいか。
父親の死に立ち会い、向き合うことで、その同級生の彼が、ぐっと大人になったような、一つ固い節をつくったような、そんな風に思われました。


Musicを試してみる。まだなにがなんだかよくわからない。だいたいiTunes Matchだって、よくわからないのだ。最初の三ヶ月は無料だけど、その後は980円/月ということだけど・・・。
最初にあれこれ自分の好みの音楽を選んでいくと、「For You」で、オススメ音楽を選んでくれるのだが、僕にはイーグルスをMusicは選んでオススメしてくれた。なかなか的確でシブイ選択である。"Hotel California" "Take It Easy" "Tequila Sunrise" "Take It to the Limit"(スペル間違ってないか?)などと、悪くないぜ。