現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ヒエ抜きでグロッキー(笑)


20日(土)
もう八月も下旬ですな。
夜に雨が降る。実は午後から雨雲レーダーをよく観ていて、どうも夜に雨がきそう気配がしてました。午後は東北の方角の空にずっと入道雲らしき雲の塊がありましたし。


ここ、数日、田んぼにはいって、田んぼの雑草を抜いたりしている。
無農薬の田んぼならまだしも、今年は春から畦畔からの漏水のある田んぼがちょっとあって、除草剤をいれた田んぼでも、ちょっと稲よりさらに高く伸びる雑草が目立つような田んぼが数枚できてしまった。さらに直播きの田んぼは、播種前に一度落水するので水持ちが悪く、盛大にヒエが伸びてきてしまって、ちょっと恥ずかしい。ヒエが伸びてきたのはすぐにわかったのだが、すぐにこれはたまらん、と思ったところはクリンチャーというヒエ用の除草剤を入れたら、効果テキメン。でもこれくらいなら大丈夫だろう、と高をくくったところは、やられました。いやはや。
もちろん、無農薬有機栽培の田んぼはヒエがちなところ、コナギがちなところ、クログワイがちなところ、とまあ(笑)、あんなにチェーン除草や、竹箒除草、さらにエンジン付き田車と、頑張ったのに。ま、なんとかこの程度なら、という様相ですが、わりと目立つところの田んぼなので、ヒエがちなところの除草に入っています。ヒエはよく伸びて稲より高くなるので、目立つのです。
やってみればすぐわかりますが(笑)、穂の違いはすぐわかりますが、稲もヒエも同じイネ科ですから、株元にもぐって株のところに目をやるとなかなか見分けはつかないものです。ま、ヒエの品種にもよるのですが。
稲は田植え機で、30cmの条間で植えられていますから、その条間の間に這えてきているのはみな雑草です。もちろん、この条間の雑草は除草機が何度も通っているのですが、それでも生えてきます。ま、でも条間に生えてきてるのですから、見つけやすいのです。ところが、雑草は株間にも生えてきます。株間というのは、条の中の株と株の間ですね。チェーン除草でも、竹箒除草でも、エンジン付きの田車でも、進行方向ですから、なかなか株間は除草しにくいのです。雑草の都合には条間も株間もありませんから、この株間に草が生えてきます。で、これが根元付近の様子ではなかなか稲とヒエの区別がつきにくいのです。もちろん株間も21cmとか23cmとか田植え機の設定で決まってはいるのですが・・・。


21日(日)
暑い。風があって、思ったより過ごしやすかったが、大汗をかく。


ビーチボーイズ ”Fun Fun Fun”
大滝詠一 ”FUN×4”
私 ”groggy×4”


ブルース・スプリングスティーン ”Glory days”
私 ”groggy days”


春日八郎 ”足摺岬
私 ”足攣り岬”


午前中、ヒエ抜き3時間
お昼休み、3時間半
午後、ヒエ抜き2時間


お昼休みはお昼ね1時間。昼寝して寝返りをうとうとしたら、右足が攣った。足が攣って目が覚める。いやはや。
あとは小川糸『食堂かたつむり』を読みつつゴロゴロ。いよいよ食堂を開店するところまで読んだ。小川糸さんの最初の小説?若書きの印象が大。小説としては書き込み不足のような感じもするが、どんどん読める。疲れた身体にしみ込む。元気が出たので午後も田んぼに出てヒエ抜きができた。さて、この先、どうなるのかな?
身体が疲れていると、なにかと感動しやすくなって、泣けてきちゃう。倫子を応援したくなる。また今朝の読売新聞の「私の一冊」の穂村弘の文章にも、朝から心揺さぶられた。青春だ。青春はまた人それぞれ(笑)。自分でなんとかするより方法はない。そんなことは、わかってるって。

でも「見てる人の視界へ進む」って、大事なことのような気もする。
えー、辻井農園のお米はありがたいことにブログやホームページを通して、たくさんの人に見ていただき、また「お客様の声」もたくさんいただいていますので、ありがたいことだと本当に感謝しております。さっそく28年産のお米にもご予約を入れてくださったお客様もおられます。さらに頑張りたいとおもっていますが、問題は、僕の体力だな。


夜、リオデジャネイロオリンピックの名場面集と久しぶりに「真田丸」を見ながら、ビールを飲んでいたら、ふとした拍子に
左腕も攣った(笑)。あんまり心臓に近いところの筋肉が攣るのは、よくないんじゃなかったっけ?


本当はBruce Springsteenの”Glory days”を貼り付けようと思ったのだが、も一つYouTubeの動画で好みのものが見つからないので、”The River”だ。アルバム『The River』はやっぱりボスのアルバムとしては最高傑作でしょうか。って、私が言うまでもないことですが。