現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

菜種の播種をしたり、大豆の畦畔の草刈りをしたり、子別れを聴いたり


8日(木)
午前中は精米など発送の準備。
午後は、籾殻をまくマクーラの掃除と釣りネットを交換したりする。それから格納。
サツマイモを母が掘ったので、それを運んだり。
米の出荷も。


9日(金)
午前中はあれこれ発送など。
午後は種取り用の菜種の耕起と播種。


10日(土)
まさか世間が三連休だとは、つゆ知らず。
午前中は大豆の畦畔の草刈り。
午後は今年から作らせてもらうになった地主さんのところへ年貢を配る。
その後、また大豆の畦畔の草刈り。


11日(日)
なんだか結局一日曇り空。午後は風が強くなる。
午前中は精米など。
午後は、米の選別など。いつもお米(玄米)は1.9mmの網で選別しているのだが、ちょっと思うところあって、無農薬の「みどり豊」を2.0mmの網で選別してみた。0.1mmの差だが、2.0mmにすると米がたくさん網から落ちて、半分ぐらいになってしまう。うーむ。


12日(月) 体育の日
朝から晴れたが、午後は曇ってくる。


さて。
江戸落語の人情噺。「子別れ」の音源をちょっと持っているのですが、YouTubeでもいくつか聴けます。うーむ。小三治もいいけど、志ん生志ん朝の二人が、この噺では僕の好みです。でもって、どちらかというと、志ん生の軽みがこの噺にはぴったりしているような気がして、いいです。
この噺は上中下と三つのパートに分れていて、前半は「強飯の女郎買い」、後半は「子は鎹(かすがい)」という一席にもなっています。僕は人情噺は好きなのですが、どうもこの後半の「子は鎹」は、いかにも人情噺です、ジンとさせます、という作為が立っている気がして、ひねりが足らず、もひとつ好きになれないのだが、前半の「強飯の女郎買い」の部分は、これは志ん生が練り上げたというだけあって、もう爆笑落語で、この前半の爆笑部分があるからこその後半なんだろうと思います。志ん朝は、志ん生よりさらに丁寧に語っていて、十二分に笑わせるのですが、笑いというのは、不思議なもので、丁寧ならよけいに笑えるかというと、そうでもないんですね。





ふっと思い出すように、昨日今日とハービー・ハンコックを聴いている。名盤はたくさんあるのだが、同時代的に聴いてびっくりしたのは、アルバム『フューチャーショック』。当時は学生でしたが、学校の暗室で写真のプリント作業をしていたら、後輩が、「ツジイさん、こんなん出ましたよ!」と小さなラジカセを持ってきて鳴らしてくれた。一曲目「ロックイット」確かにびっくりした。でも暗室の中で、身体をゆすりながらプリント作業したのを懐かしく思い出す今日この頃だぜ。