現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ラジオからベートーベンが流れていた


トルコが最近なにかとニュースで話題である。ロシアの戦闘機が撃墜されたのだが、それぞれに言い分があるようだし、見解も違うのでなにがなんだか僕にはよくわからない。
もう一つ最近のトルコの話題は田中光敏監督の映画『海難1890』である。いや、何度もテレビで取り上げられるのだ。遭難事故の現場が和歌山だから、関西では、注目の映画なのかもしれない。
「目の前に困った人がいれば、助ける」という、このできそうで、なかなかできないことをやった人が実際にいて、またそういう善意を忘れずにいて、「目の前に困った人がいれば、助ける」という、このできそうで、なかなかできないことで、きちんと受けた恩を返そうとした人がいるんだなぁ。
チェリン・グラック監督『杉原千畝』もそうだけど、予告編だけで、なんだか泣けてくるんだなぁ(笑)。ま、予告編が一番できがいい、というのは、昔からそうらしいけど、
もちろん妙なナショナリズムに利用されるのはゴメンだが。
たぶん映画館には(たぶん)観に行けそうもないが、映画は両方とも観たいな。


善意ってなんだろうな。日常にはけっこうあふれてるんだけどな。

12月になったら、とたんにベートーベンの第九がラジオから流れたり話題に上るようになりました。ま、こんなに第九が演奏されるのは日本だけだそうですが。だいたい合唱がつくので、メンバーというか、スケールが大きくなるので、必ず観客が入るという、よほどの自信がないと海外ではプログラムが立てられないのだそうですが、日本では、合唱団がたいていアマチュアなので、その合唱団の人が自分の友人知人、知り合いをたくさん呼ぶので、たいていホールは満席になるのだそうです。合唱団の数が多いほど、観客は入るという寸法ですな。


YouTubeを見たら、たくさんの第九が上がっているのですが、カラヤンが鍛えに鍛えていたという70年代のベルリンフィルの第九がいいなと思いました。ゆっくり観ると、カラヤンの指揮ぶりはやっぱりカッコいいですな。でも今日はベルリンフィルよりはるかに若いバレンボイム指揮のウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団のにします。僕の分を超えてますが、世界の平和を願いつつ。
どの楽章もいいけれど、一番地味な(?)第三楽章のおだやかな感じも、今日はなんとなくその味わいが感じられるぜ。
耳が聞こえなくなってからの作曲というのも、信じられないが「苦しみを超えて歓喜に至れ」という短いフレーズも印象的。




今年、農林業センサスのアンケートのアルバイトをしたのだが、その結果がまとまって、日本農業新聞なんかでは、あれこれコメントが寄せられている。
日本人の食生活の変化というのは、戦後、ずっと言われ続けてきていますね。豊な食生活のはずなんですけどね。