現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

台風5号と『オール・ユー・ニード・イズ・キル』とカクノの透明軸

ダグ・リーマン監督『オール・ユー・ニ


7日(月) 立秋
台風五号は速度がゆっくりなので、長い時間、強い風雨に晒されるわけで、これがきびしいですね。
午前中は精米など。でもお昼前から風雨がときどき激しくなる。
アルミサッシの窓のところは簡単に雨戸を閉められるけれど、下の木枠の大きなガラス窓のところはブリキが貼ってある正真正銘の雨戸を四枚はめ込む。ま、これなら少々のものが飛んできても、窓ガラスは割れないだろう。でも重い。


夕方にはちょっと三重県側にずれるのかと思ったら、急に北上して長浜を通っていきました。画像は8日の午前6時の台風の経路と位置ですが、どうみても確かに近所を通っていかれましたね。
夜中に携帯が何度も鳴って、市内のいくつかのところで避難勧告、避難指示、川の氾濫と報せてくれました。湖北地方の一番大きな川は「姉川の合戦」で有名な姉川ですが、いくつもの支流をあつめて琵琶湖に注ぎます。雨は山間地でたくさん降ったようでその雨があつまってきて、夜中にうちから数キロ下流のあたりで堤防から水があふれ出したようです。
朝になってヘリコプターが飛んでいると思ったら、朝の全国版のニュースで「姉川の氾濫」と報じられたようで、たてつづけに電話が鳴りました。親戚などからの安否確認の電話でしたが、そのうちの一つはお客様からで、「長浜の姉川の氾濫と聞いてびっくりしたんですけれど、大丈夫ですか?」と。ありがたいことです。
この方は、2011年のNHK大河ドラマ江〜姫たちの戦国〜」にあわせて、長浜市がご近所で「江・浅井三姉妹博覧会」という企画をスタートしました。そこで地域の野菜などの物産を売り出すことになったのですが、頼まれてうちのお米も出しました。たまたま県外からドライブでこちらに来て、うちのお米を買って下さったのですが、大変に気に入って下さって、家にお米を送ってほしいと電話で注文が来たのでした。しかもお米のおいしい炊き方だのお米の保存方法など、チャレンジされていることをいつも報告して下さいます。以来、年に数回づつ、注文をいただけるようになりました。ありがたいことです。「江〜姫たちの戦国〜」でも最初の回に姉川の合戦が出てきましたし、氾濫のニュースと姉川とお米を結びつけてくださったのでしょうね。
うちの被害としては、畑のトウモロコシが倒れてしまったこと、大豆がだいぶ斜めになってしまったこと、出穂期の稲がずいぶん雨風に揉まれたことです。トウモロコシはまあ回復は無理だとしても、大豆もそのうち起き上がってくるでしょうし、稲も様子を観てみないとすぐにはわかりませんね。まずは穏便だったかも、というところでしょうか。

  • 追記- と、昨晩は書いたけれども、数キロ先のご近所は穏便ではなかったわけで、まあ、得手勝手な、手前勝手な書きようではありますね。すぐ近所では家に浸水したり、田畑が流れて泣いておられるのに、自分のところが無事だと穏便と書いてしまう。文字通り、情けないことである。



ダグ・リーマン監督『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)をiTunesで観る。うーむ。いわゆる「ループもの」ですな。おもしろかったけど、後半、ちょっと画面が暗過ぎたり、あまりよくわからなかったところもあったのだが・・・。充分楽しめました。こういう役をやらせるとトムクルーズはカッコいいねぇ。 エミリー・ブラントもクールでカッコいい。



8日(火)
台風のスピードが遅いためか、なかなか台風一過とはいかず、雲が多くときどき陽射しも出るが、ときどき雨も混じるという天気。
午前中は精米など。
午後は畦畔の草刈りに出る。



そういえば、先日、パイロットのカクノという万年筆に透明軸のが出た、というのがネットで話題になっていたことを思い出し、Amazonで注文してみた。カクノは数本持っているけれど、今まではペン先が<F><とM>という細字と中字が用意されていたのだが、この透明軸からはという極細が用意されたというので、を選んでみた。安い1000円ほどの万年筆なので、当然、鉄のペン先。これまでもペン先にニッコリ笑顔のマークが入っていたのだが、この透明軸からは舌をだしてるデザインです。なかなかおもしろくかわいらしいです。コンバーターも一緒に購入したので、さっそくパイロットの色彩雫シリーズの「朝顔」を入れてみる。いつもブルー系のインクは「月夜」が好きなのだが、夏だとちょっと爽やかなもう少し明るめのブルーにしてみたくなるのでありました。