現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

小麦の播種と大豆の刈取りと初霜とサワガニの越冬地


12日(日)
朝からよく晴れたので、終日、小麦の播種。午前中は比較的乾きやすい田んぼが中心だったので、順調に播種。午後はいささか湿った圃場で播種。うーむ。でもどんどん播種して、残り一枚となりました。でもその圃場は一番乾きにくい、というか田んぼの隅から水が湧いているというか、乾かないんだなぁ。さてさて。


13日(月)
朝からよく晴れる。ありがたい。でもその分、朝はよく冷えて初霜がおりました。最初なのでバキバキの霜ではありませんでしたが、冷え込みました。川霧ならぬ、用水路霧がでてました。蒸気霧といわれるやつですね。


やっと大豆のコンバインの順番が回ってきたので、朝から大豆の刈取り。去年までは借りるのが楽だったし、値段も安かったので、袋取り(大豆が袋に溜める)のコンバインを借りていたのだが、今年はその袋取りのコンバインが寿命になり使えないということで、グレンタンク(コンバインにタンクがあって、そこに大豆を溜めて、あとから筒(オーガ)で大豆を排出する)汎用コンバインを借りることになりました。えー、初めて乗りましたが、あまりの使い易さに感動(笑)。だって、こちらの操縦通りに動くんだもん(笑)。今までの袋取りの古いコンバインがいかに使いにくいものであったかを実感。パワーもあるし、慣れるまではゆっくり運転してましたが、だんだん刈取り速度も上がってありがたいことでした。
しかし、しかし。刈取った大豆のあまりの品質の悪さにびっくり。やれやれ。これから乾燥して、選別して出荷しますが、出荷できる大豆がどれくらいあるのか・・・。
つくづくこの秋は、雨にやられています。品質が悪いのは、うちだけはないようですが、うーむ。
頑張って刈ったので、残りは一町歩ほどになりました。


夜、俳句をひねってみる。うーむ。軸足というか、腰というのか、定まらないものが多すぎて、相変わらずさっぱりダメだが、まあ、こういう時間は楽しい。





14日(火)
朝から雨。前線の通過による雨ですが、朝から夕方まで、週日の雨でした。予報では雷や強い雨もあるかも、ということでしたが、雨は小粒で小雨でしたが、長い雨だったからなぁ。
午前中は精米など。
午後は休息の日として、ゴロゴロする(笑)。と、書いたが実際にはゴロゴロしたわけではなくて、ゴロリとなって、本を読んだり、枝雀さんの落語を聴いたり、ウトウトしたりという2時間でありました。起き上がったらあたりは少し暗くなっており、雨も止んだばかりという気配。


Bruce Springsteenの『The Complete 1978 Radio Broadcasts 』のディスク13〜15は「 Winterland Ballroom, SF, CA, December 15, 1978」というわけで、12月15日のサンフランシスコでのライブ。クリスマスも近いので「サンタが街にやってくる」なんかも歌っている。音質にはちょっと難があるが、悪くない演出ですな。


そういえば、大豆の刈取りをしていて、埃で何度もくしゃみがでたので、湧水のある水路に降りて顔を洗おうとしたら、サワガニをたくさん見つける。どうもこのあたりで越冬するのじゃないかな。いつも水が湧いているので、凍ることはないし越冬にはいい場所なのかもしれない。