現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

小麦の刈取りが終了しました。

松永大司監督『トイレのエピタ』(2015)


16日(土)
朝からよい天気。
風も吹いて、これがなんとなく乾いているので,気持ちのいい一日。
朝のうちは、農事組合の草刈り。池やポンプ小屋、道路の法面など、せっせ、せっせと刈りましたし、刈っていただきました。ああ、それから今年はまるごと保全隊で小型のチェーンソーを買っていただいたのですが、それをお借りして、池周りの樹木の枝打ちもしてもらいました。今年の役員さんに、林業というか、樹木のプロフェッショナルがおられるので、こういう作業では大変心強いです。
で、午後の小麦の刈取りに向けて、あれこれ準備。


午後は小麦の刈取り。コンバインでギュンギュンと刈っていきます。長男に農協のカントリーエレベーターに運んでもらう。バタバタというか小麦の刈取り初日で、写真を撮っている余裕がなく・・・。絶好の天気だったのに。
あ、小麦の水分も18.8%と乾いていました。
今年は転作面積が少ないので、小麦の刈取りも明日、頑張れば終えられそうです。天気も良さそうですし。



夏至は6月21日であと五日である。現在、一年でもっとも日の長い時期ではあるのですな。17時過ぎに小麦刈取りの作業を終えたが、18時になってもまだまだ明るい。そんなこんなで、まだ明るいうちからビールをプシュ!とさせていただく。
ネットで確認したら、またカープが負けていた。やれやれ、5連敗?どうも毎日相手チームに大量点を献上している。どうも投手陣がもうひとつ不安定なんだよなぁ。というかパリーグの打線が強力なのは間違いないのだが。


夏至というか、天気の都合もあるのかもしれないが、最近、iPhoneで撮る画像の彩度が上がっているように感じる。なにかソフト的な処理が変わったのかな?


クマノミズキも花を咲かせています。樹木の花は派手な美しい花も多いですが、地味な目立たない花も多いですね。クマノミズキの、この地味ながらも珊瑚のようにも見える白い花は、派手と地味の中庸あたりでしょうか。アジサイは梅雨の頃の花というイメージですが、このあたりでは夏至のころの花でもあることに、今、気がつきました。ふむふむ。




日本人は、夏至って、どういう風に意識しているのかなぁ。百姓など、外で仕事している人間でも日の長さより、まず気温や体感の暑さの方に意識がいくので、夏といえば夏至よりも七月八月の一番暑い頃の印象が強いですね。というか小学生の夏休みの六年間の強烈な印象があるので、八月一杯までは夏だという刷り込みがあるのですが、実際のところ八月の初旬頃に立秋はやってきますし、お盆を過ぎて地蔵盆の頃になると急に太陽に勢いがなくなるような気がしましたね。それにそのころだと夏至から二ヶ月ほど経っているので、夕暮れが早く短くなってきます。夏至のころは太陽が傾いてからが長いですよね。傾いてもなかなか沈まないし、沈んでからも長い時間明るいし。ええ、もっとも仕事ができる時期なんですが、仕事ばかりじゃ、ツライので、まだ明るいうちからプシュ!としたりできるとうれしいです(笑)。現在19時44分。まだ外は残照で明るい。夏至祭って、北欧が有名だけどヨーロッパ圏にはあちこちありますね。日本だと伊勢の二見浦の神社のお祭りってことになるのかな?夫婦岩のところですね。


最近話題のRADWIMPS野田洋次郎が主演の映画『トイレのピエタ』(2015)を観る。監督は松永大司。といっても野田洋次郎を知っていたわけではなくて、映画を観終わって、この野田洋次郎って、誰?と思って検索したら、ネットで炎上していたということでありました。
映画は楽しめました。でもなにかが二つか三つ足りない、という感じはしましたが、それが脚本なのか、演出なのか、はっきりしませんでした。杉咲花がスバラシイです。この子、どこかで観たぞ、どこかで観たぞ、とずっと思っていたのですが、味の素Cook DoのCMで山口智充と回鍋肉を食べる娘さんでした。なるほどねぇ。『トイレのピエタ』は手塚治虫がちょこっと書き残した日記の中のメモのようなストーリーが元になっているんですね。



17日(日)
今日も朝からよい天気で、小麦の収穫。
コンバインに活躍してもらう。今日は比較的大きな圃場なので刈取りも楽になる。長男にもコンバインの操作を少し覚えてもらう。



転作のブロックローテンションで来年は転作面積が増えるし、小麦だけでなく大麦も播種することになりそうなので、麦種の量をどうするか思案して、ま、少し多めに残すことにする。午前中の最初の圃場で麦種を採ることにして、母が庭に広げて干して乾燥させてくれた。ときどき混ぜてもくれたので、よく乾きました。ま、こういう作業は父や母の独壇場ですな。僕も覚えなくてはいけないのだが。夕方、少し曇ってきたので、袋に入れて収納する。これは母と長男がやってくれた。その間に僕は昨秋の長雨でうまく発芽しなくて雑草だらけになってしまった麦の圃場をひとつ刈り払う。残念だが仕方がない。小さな圃場であることが救い。草刈り中にセグロアシナガバチの巣を見つける。ちょっと大きいのが女王蜂らしい。
昨日今日と、うちの村では小麦の刈取りの最盛期で、あちこちでコンバインが動いていた。うちは小麦の面積が今年は少ないので、二日間で刈取り終了。二日ともちょうど天候にも恵まれてありがたいことでした。麦あとには大豆を播種することになるのですが、さてさて、どうなりますか。播種時期が好天にめぐりあいますように。



ここのところ、カープは5連敗で投手が途中で大崩れするし、打線は打てない状況が続いていて、いよいよ応援しなくては、と思っていたのだが、今日はSoftBank相手に、4対13で大勝したようです。6回表に一挙8点のビックイニング。YouTubeでダイジェストを三回も繰り返し観て5連敗のうっぷんをとりあえず晴らす(笑)。


今日は父の日だそうで、たぶん奥さんが手配してくれたのだと思うが、ヱビスビールの詰め合わせセットをいただく。ありがたく、うれしい。