現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

地震と溝切りと雨でダラダラと


18日(月)
朝の大阪北部を震源とする地震にはびっくりしました。携帯が激しく鳴って地震が来ることを教えてくれたが、ちょうどクルマを運転していて、信号で停車していたときで、緊急地震速報から三秒後にクルマが上下にボワンボワンと揺れました。長浜は震度4だったそうですが、このあたりでは特に被害はなかった模様。ただJRは終日動かなかったようです。高槻や枚方には親戚もあるので電話をしてみたが、回線が混んでいるようで半日ほどまったくつながらず。


地震のせいではないのだが、なんだかウダウダと過ごしてしまう。田回りと溝切り機の準備。いつもはチェーン除草でも活躍してくれる田植え機改造の溝切り機を一年ぶりに動かしてみる。燃料を入れると一発でエンジンがかかる。立派なものだ。エンジンオイルを交換するつもりだったが、オイルを見てみるときれいなオイルだったので、たぶん去年交換したばかりなのかもしれない。今回はパスして、あちこちグリスアップする。とにかく古い機械なのでグリスアップは必須です。しかし車輪のゴムが猛烈にすり減っているなぁ。


19日(火)
朝は晴れていたが、だんだん曇ってきて、夕方から雨。
午前中は溝切りにでる。乗用なので田んぼの中を歩く必要はないでありがたい。例年より全体に雑草が生えかかっているのが気になる。それから今年もトンボ(たぶんシオカラトンボというかムギワラトンボの脱皮したばかりのヤツだと思います。)がたくさん飛び回っている。ヤゴの抜け殻も稲にたくさん付いています。まだ脱皮したばかりなのか、飛びたくないのか、僕のシャツにずっと留まったままのヤツが二匹もいて笑ってしまう。
午後はホリを持ち出してきて、溝切り機で切った溝と尻水戸を繋げて落水する。


夕方の雨は驟雨(しゅうう)といっていいのか、一瞬の激しい雨でありました。『驟雨』といえば吉行淳之介(笑)。まだなんにも知らない中学・高校時代にいくつか読みました。『驟雨』は短編小説だけれども、なんだか詩を読んだような気になったのを覚えています。大学生になってからは、作品というよりは対談集を文庫で何冊か読みました。以来、読んでいないなぁ。



20日(水)
朝の散歩の時は、けっこうな雨。9時過ぎには一旦止んでしまったけれど、近畿地方ではあちこちで大雨警報や竜巻警報が出ていた。
午前中に共済組合のMさんに収入保険の話をきく。


午後は雨が降ったり止んだりで、家でダラダラしてしまう。本を読んだりYouTubeを眺めたり。YouTubeはF1とかラリー選手権の爆走とか、スーパーセブンとか自転車レースとか、なんだかきりなく観てしまう。ふーっ。



19日付の日本農業新聞のコラム記事。この時代になにをいまさら飢餓などと思われるかもしれないが、・・・。最後の段落にはふっとあれこれ感じることがありました。