現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

事務仕事と雨の溝切り


 雨が降ったり止んだりする。終日、灰色の雲。


 午前中は市役所や農協や郵便局に入ったりして、溜まっていた書類の整理をすませる。それから父の送迎など。


 午後は雨が止んでいたので、水田の溝切りに出る。先日、中耕除草機から溝切り機にアタッチメントを付け替えたやつで出動。ま、まだ溝切りの具合はわからないが、なんとかスムーズに動かせるようになってきた(笑)。思いのほか車輪が土をあげないのでありがたい。
 でも途中から雨。やれやれ。もちろんカッパは準備していないので、これくらいならなんとかなるかと帽子の下にタオルを被せてアラファト議長のような格好でつづけていたが、雨足はどんどん強くなってきて、田んぼの水が跳ね上がり音をたてるようになってきた。あたりが白くなってきたぜ。腰のベルトのあたりで雨水が溜まっていたのか、後ろを振り返った瞬間に、ドバドバとパンツまで濡れてきた。長靴の中にまで水が溜まってきているのがわかる。ヒドイ有り様だがどうしようもない。昔の山登りの経験もあって雨の中の行動には馴れている。雷さえ鳴らなければ大丈夫なんだが・・・。まあ、でも身体が冷えてくるのがこたえる歳になってきたぜ。この田んぼ一枚が終わったら引き上げよう、と思っていたら突然雨が止んだ。雨雲が過ぎていったようだ。こうなったら続けるしかない。一応、予定していた田んぼの溝を切り終えて帰宅。帰る途中、近所のおばさんに濡れ鼠のアラファト議長姿を見られた。臆せずひるむことなく会釈すると会釈が返ってきた。帰宅して長靴に溜まった水を出して、すぐに熱いシャワーを浴びたぜ。うーむなかなかハードボイルドだな、と熱いシャワーに肌を打たせながらほくそ笑んだのだった(笑)。


 夜は八時過ぎに快眠。