現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

溝切りと田んぼの草取り


午前中は曇りときどき晴れ一時雨。という妙な天気で、基本は曇り空でときどき陽が射したり、雨が降ったりというような天気。
午後はしっかり晴れて風も吹いたので麦も少し乾いたはず。


朝のうちにお米を発送して、その後は溝切り機を出してきて、溝切りに出動。


今朝までの雨で田んぼは水が目一杯で漲っています。溝切り機で田んぼに溝を切り、尻水戸をあけて水を落とします。
お昼に少し昼寝して午後も溝切りに出る。午後の田んぼではヒエが少し大きくなっていたので、溝切りのあとに草取りをする。
このあたりでもこの時期の草取りをしている農家はほとんどいない、というのはまだ薬を効かせることができるからだ。落水して中干しをして、すこし楽に田んぼを歩けるようになったら、液剤をかけると、イネ以外のヒエなんかのイネ科はもちろん広葉のコナギもオモダカもホタルイやい草も、イネ以外の雑草がみんな枯れてしまうからね。
水の中の土の表面に膜をつくって出てきた芽を枯らす初期除草剤と大きくなった雑草を枯らすこの手の除草剤とでは薬の強さが違うような気がして、よほどのことがない限り使ったことがないのだが、だいたい初期除草剤を使い、もう一度除草剤を使うと、除草剤はなかなか高価なので、割に合わない気もするんですね。いやいや、草取りの重労働を比べれば・・・という農家も多いですが、ま、どうでしょう。そういうところを計算して値段を決めている気配の化学薬品メーカーの目配り具合に腹が立つ今日この頃ではあります(笑)。