現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

チェーン除草や溝切りの終わりと落水と小林未奈ちゃんを応援する


2日(水)
父が麦の圃場の溝を切り直してくれている。
僕は最後のチェーン除草と溝切りと中耕除草。チェーン除草機W3600NSも今年はこれで仕事納め。きれいに泥やら水草を落としてやって休ませてやる。
夕方、普及所を退職して独立されたSさんと田んぼで話をする。
それから子供らと久しぶりに本屋さんへ行く。


3日(木)
朝、ニゴロブナを放流していた田んぼの尻水戸を切って、落水。ニゴロブナも順次、排水路に落ちていって、川に流れ、最後は琵琶湖までたどり着いていってほしい。
午前中は一枚残っていた田んぼ中耕除草。エンジン付きの田車で除草です。それから、溝を切って、落水。
これで、今年大活躍したRR5(改)の作業もひとまず終了ということで、高圧洗浄機できれいにしてやる。


午後は農談会。農協の職員さんに来てもらい、耕作者が集まって、あれやこれや話。農談会が始まった頃から、予報通り雨が降ってきた。久しぶりの雨なのだが、なんとなく皆さん、この雨で落ち着かれたのか、なごやかな、おだやかな農談会になったような気がする。
その後、お米の精米と発送。


うちの近所の小林未奈ちゃんの動画をみつける。シンガーソングライターとして頑張っているようです。いや、ほんとに家も80メートルほど離れているだけだし、うちの子どもと同級生でもある。
歌がいいのはもちろんだが、声もいいねぇ。何度も再生させて聴いている。応援してあげたい。
僕が就農した頃だと思うのだが、家の前の苗代作業で、僕は汗と泥にまみれていた。農ポリでトンネルを作る苗代だったから、泥の水加減に気を遣いながらの作業だったのですが、そこへ中学生の未奈ちゃんが学校から帰ってきたんですな。家も近いので、家の前の苗代のそばの道を帰ってきます。僕もふっと身体をあげて目があった。そしたら「ただいま!」と言って会釈してくれたのです。ま、近所であるし、同級生の父親でもあるが、こんなドロドロの状態の姿をみたら、なんとなく声がかけ難いものだが、屈託なく「ただいま!」ですぞ。もちろんすぐに「お帰り!」と声をかけたが、あたしゃ感動してしまった。未奈ちゃんのお父さんにも、何かの時に、「えー子にならんたな。思わず喜んでもたがな。」と、この時のことを話したのを覚えている。もちろん、未奈ちゃんには屈託が無かったが、ひょっとすると給料とりから百姓になってドロドロになっている自分にこそ屈託があったのかもしれないと、今では、思っているのだが、それにしてもである。
僕の勝手な気持ちであるが、応援したい。できたら、YouTubeのページでグッドのところをクリックしてあげてほしい。しみじみする歌です。声もコロコロと転がるような張りがあって、同時に柔らかい、いい声ですよねぇ。というわけで、今日は、YouTubeをバタバタと貼付けて起きます。