現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

梅雨明けと草刈りとニゴロブナの旅



7月も19日かぁ。時の流れは速いですなぁ。梅雨明けです。
今日は、いや今日も終日畦畔の草刈り。まあ、でも、今日の暑さでは、お昼の時間帯はもう外で仕事が出来ない状態なので、お昼寝したり、今日はS農研のSさんに無農薬の田んぼを観ていただいたり。
ラジオの相撲中継が始る頃から田んぼに出たのだが、少し風がでてありがたかったです。今日は南東の風でした。梅雨明けですしね。


そういえば、昨日はお昼にブログを更新したので、午後のことを書いていないですが、午後、ニゴロブナの圃場の落水している尻水戸を見にいき、網で落ちていくニゴロブナの稚魚を掬ってみました。ちょうどどんどん落ちている時だったのか、ほんの数秒網をおいているだけで、10匹ほどの稚魚を掬うことが出来ました。たぶん何万匹という稚魚が泳いでいるはずなので、そういうことになったんでしょうね。
例年通り、だいたい一ヶ月半のニゴロブナがいたのですが、今年はニゴロブナの成魚のオスメスを小学五年生が放流してくれて、産卵受精して稚魚が生まれるという風になったのですが、無事に成長して15mmから20mmほどに成長してくれました。例年より少し小さめかな。
この田んぼから琵琶湖までは直線距離で8.5kmほどあるのですが、ま、無事に琵琶湖にたどり着くのは何%ぐらいかな?排水路から小川に移って、少しづつ大きな川にいって琵琶湖まで。順調に琵琶湖までたどり着いたとして、どれくらいの時間がかかるのかな?良い旅を!ボン・ヴォヤージュ!一路平安!
田んぼから川に落ちていくニゴロブナの稚魚の姿をみると、「よい旅を!」と言いたくなる。たぶん、僕も、これまでに何度もいろんな人から励まされてきたわけだが。
田んぼが小学校のすぐそばにあるので、下校する子供たちに会うこともよくあるわけで、ま、下校する子供たちには「おかえり」と声をかけています。ま、田んぼから下校する子供たちに「おかえり!」と声をかけるのは、フランス語に直せば、bon voyage!ということだし、中国語になおせば、一路平安!ということになるのだろうか(笑)。
ちょっとした別れの挨拶として「よい旅を!」もすごくいいけれど、そろそろいい歳になって来つつあるので、「よい収穫を!」というのも悪くない。僕は百姓なのでよくわかるのだが、よい収穫のためには、よい播種が大事です。なにごとも種を播かねば始りませんね。「よい収穫を!」