今日は朝のうちの村の総出で堤防の草刈り。ま、でも一時間ほどで終わる。
その後はちょっと事務仕事。
午後はお米の配達など。
そういや郵便局に行ったら福井県坂井市の日本一短い手紙の第26回一筆啓上賞の公募のポスターが貼ってあったのだが、今年のテーマが「先生」ということなのですが、この木版画風のポスターがなんだか素晴らしくて、あれこれ思い出すこともあったりして、ぼーっと眺めてしまった。
『万引き家族』でカンヌ映画祭の最優秀賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督が、文部科学大臣の祝意を直接伝えたい、というのを「映画がかつて、『国益』や『国策』と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような『平時』においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています」といって断った、というニュースを聞いて、なんだか心がふるえた。
昔、開高健が「私は小さな説を書いているものではあるが、民間からの賞はもらっても、国からの賞はもらわない」みたいなことを書いていたのを思いだす。ま、今回は賞ではなくて大臣の祝意を受けに来ていただきたい、というのを断ったということですが。
是枝裕和監督の映画はひとつも観ていないが、大変興味が湧いてきたのでありました。
田回りをして水口をガサガサやっていたら、小さな虫を発見。なんじゃ、こりゃ!?と思ってしばらく観ていて、気がついた。こりゃ、コオイムシの幼虫(?)じゃないの!?と思いついてネットでちょっと検索してみたら、むふふふ、ほぼ、間違いないですな。5回ほど脱皮して成虫になるそうです。
植物でも、双葉や本葉が出てきたときにそれが何であるかを言い当てるのは難しいですね。田んぼの雑草でも最初はなにが出てきたんだろう、って思いますもの。しばらくするとわかるんですが。魚でも、稚魚を見て、名前がわかるのには、たぶん熟練というか、経験がものを言うのだと思います。虫は、その点、少しわかりやすいです。蝶や蛾のように幼虫が芋虫や毛虫みたいなだとわかりにくいですが、(あと、トンボのヤゴとか。)このコオイムシもそうですが、カマキリもバッタも卵から出てきたときから親と同じような形で脱皮しながら大きくなってきますからね。それでもね、なにの幼虫かわかる、というのは、あーた、ちょっとしたものだと思うのです(笑)。
ちなみにこれは今年、田んぼで見つけたコオイムシのオスの成虫です。