現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

畦畔の草刈りとナタネの播種とニラとサワガニ


30日(土)
終日、畦畔の草刈り。


畦畔の草刈りをしている時、畦畔に隣の家の柿の木の枝がうちの田んぼの方へ伸びてきていて、邪魔なのだが、まあ枝には柿の実も二つ、三つ、ついているようなので、ま、いいかと、いつものようにそのままスルーしたのだが、手首がその柿の木の枝に触れた瞬間に激しい痛みが走った。どうも柿の木にいるイライラムシ、イガイガムシ?(要するにイラガの幼虫です。)に刺されたらしい。姿は確認できなかったけれど、柿の木には、いるのだ。大人の男なので、ここは、ぐっと我慢と、何事もなかったかのように10mほどそのまま草刈りを続けたのだが、我慢にも限度がある。痛いのだ。シカシカと。我慢ならんとよく手首を観てみると、イライラムシのトゲが見えるような気がするのだが、自分の産毛とよく区別がつかない。
で、ふと、思い出したのだ。昔、西部劇の映画で、ガラガラヘビに噛まれたガンマンが、その噛まれたところを口で吸いだして、ぺっ、ペッと吐き出し、その後ナイフで傷口からたくさん血を出すようにして、それからぐるぐるとバンダナを傷口に巻き付けていたことを。
で、やってみました。シカシカと痛いところを口で吸い出し、ぺっ、ペッと吐き出すこと数回。いやー、すばらしい。数回のうちに、たちどころに痛みが消えたではありませんか。
自慢ではありませんが、僕は子供の時から柿の木のイライラムシ(えー、クドイですが、イラガの幼虫です。)には、何度も刺されて、痛い思いをしてきている。痛がゆい感じが三四日続くこともあった。ところがどうだ、ガラガラヘビ並の対応をすぐにすれば、一瞬で、痛みが消えたではないか。うーむ。西部劇はエライ!


ま、ヤブ蚊に刺された時も、蜂に刺された時も、同じようなことをしてきているのですが、・・・。


31日(日) 八月も終わります。
午前中は、畦畔の草刈り。これで、一通り、畦畔の草刈りの4巡目が終了。
で、畦畔でニラの花をみつける。自信はないが、ニラだと思うのですが。それらしい匂いがしてましたので。


午後は、大豆の圃場の草刈りを少しだけする。


それから、種採りように、ナタネを播種する。例年、ナタネの収穫の時にこぼれた種が芽を出して、それだけで、充分だったのだが、今年は、大豆コンバインに手を加えたので、ナタネを収穫したので、こぼれた種が少なかったのだろう、他の雑草もたくさん生えてきたので、ここは最初から仕切り直し。トラクタで雑草をすき込んでしまって、改めてナタネを播種した。
ま、雑草はすき込んだといっても、なかなか全部きれいに土に埋められなかったので、根づいてくると思うのだが、ナタネは芽が出てくると、すぐ葉を大きく広げて他の草を抑えてくれるので、それに期待している。今、少し播種量が少なかったかも、と反省しているところ。


妻夫木聡君が赤い鼻を付けてピエロになって「みんなのキゲンがよくなれば、きっと世界はうまくいく。」というスマイルグリコのCMが、ちょっと気になっている。CMそのものは、ありきたりの発想だけれども。
「万事機嫌よく」とよく色紙に書いていた桂枝雀さんだが、なかなか「万事機嫌よく」とはいかなかったんだろうな、などと考えてみる。だからといって、枝雀さんの芸のすばらしさは微塵も揺るがないのだが。


夕暮れに、田んぼの田回りをして、あちこち田んぼにいれる水などを確認していたら、サワガニを無農薬の田んぼでみつける。
もちろん無農薬の田んぼだからサワガニが遊んでいたわけではないのだろうが、こうして無農薬有機栽培の「コシヒカリ」の田んぼでサワガニを見つけたりすると、きれいな水を、ありがたいと、つくづく思います。大事にしていかなくては。