現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

猛暑は続いている。9日間。


あっという間に一週間は過ぎていきます。うーむ。今回も、9日分を一気にいくぜ。ということだが、前回は、どうも愚痴っぽい、ひがみっぽい文章が多かったような気がしているが・・・。うーむ。9日分を一気に書くのは初めてかもしれない。


30日(月)
午前中は、「秋の詩」に穂肥まき。それからお米の配達など。
午後は、ミネラル肥料をまく。





31日(火)
午前中は、「秋の詩」に穂肥まき。
午後はお米の配達とミネラル肥料をまく。
穂肥をまいていたら、田んぼの圃場の中に生えてくる雑草オモダカの白い花がいくつか見えた。なかなか美しい花ではあるのだが、花が咲いて種をつけるし、おまけに球根でも残る、というなかなか手ごわい雑草です。七月も終わります。七月尽。




1日(水)
午前中は穂肥をまく。コンプレッサーの調子が悪いので農機センターに修理依頼をしていたのだが、結局、メーカーのH社の技術者の人がみてくれることになったのだが、どうもピストンが固着していて、うまく動いていないらしい。買ってから9年間ほどメンテもなにもなくせっせと動いてくれていたのだが、・・・。「この手の修理は消耗品の交換ですから・・・」ということでしたが。いくらかかるんだ?
午後は精米など。それから穂肥をまく。
柳家小三治師匠の落語というかマクラ「卵かけご飯」の影響かもしれませんが、暑い夏になると、卵かけご飯が食べたくなります。このところ日中の作業を避けて、朝ご飯の前に10時ごろまで仕事をして、それから一人朝ご飯を食べるという風になっている。小三治師匠は触れておられませんが、卵かけご飯に少しワサビを混ぜるのが、私の好みです。ええ、ぐっと大人の味になるぜ、とニンマリしながら、すすり混んでいます。



2日(木)
午前中は穂肥まき。
午後は精米など。


3日(金)
午前中は畦畔の草刈り。
午後も畦畔の草刈り。



4日(土)
午前中は、というか未明から無人ヘリ防除の薬剤調合の出役。
午後は畦畔の草刈り。

田んぼから帰ってきた夕方、もちろん冷たいビールがうまいが、ビールのあとは梅酒のロックも悪くない。母はたいてい一年の梅酒で飲ませてくれていたが、奥さんは二年、三年、五年、十年と梅酒の古酒をつけたがる傾向があります。この一杯も奥さんが出してくれましたが、この色からすると五年ほどは経っているような気がしています。ええ、わるくないです。むふふふ。


5日(日)
午前中は畦畔の草刈り。
午後も畦畔の草刈り。


6日(月) 広島原爆の日
午前中は畦畔の草刈り。
午後は直播きの研修会で、直播き圃場の現地研修で、マイクロバスで湖北地方のいくつも直播きの圃場を観てあるきました。こういう研修がいちばん刺激を受けるのでたのしいですな。早く播種してすでに穂が大きくなっている圃場もありましたが、だいたいがうちと同じで、出穂期で、耕作者さんからいつ播種して、施肥や除草剤の様子を聞きながら、稲の葉色や稈長、雑草の具合など、あれこれ、観察して回るのは一番の勉強かも。最後は座学とフリートークが40分ほどで刺激を受けました。
直播きの省力と効率の良さはわかるのですが、除草剤が前提の栽培方法なので、僕としては、もう一つ力がはいらないところです。


7日(火) 立秋
暦の上では今日から秋。立秋です。でも今日は風が吹いて、ありがたかったです。
午前中は畦畔の草刈り。午後も畦畔の草刈り。
今日は高校野球の選手権大会、滋賀代表の近江高校が智辨和歌山と対戦。勝ちましたが、とてもいい試合でした。


9日分を一気に書こうとすると、忘れてしまっていることが多いな。



【思い出したこと 1】
しかしなんだな、この夏の猛暑はどうなっているんだろう。
前回にも書いたのだが、播種した大豆の芽が出てこないのには、まいりました。大いにショック。うちよりあとに播種された農家の大豆は台風12号の雨もあって順調に芽が出てきているのに。たぶんね、ちょうど土がカラカラに乾いていた時期に播種したものだから、土中の水分を必至に集めて豆が膨らんだものの、あまりにも水分がなくなって、ちょっと膨らんだまましぼんでしまったのではないかと。つらいぜ。去年の分も挽回しようと、肥料も張り込んだし、溝も切り直したのに・・・。文句を言ってもせんないことではありますが。
8/2の中日新聞の一面は “7月天候「異常」と気象庁総括 猛暑・豪雨「30年に1度」級”


【思い出したこと 2】
高校野球がはじまった。100回大会。中日新聞のコラム夏の甲子園の感動や懐かしさを感じる理由について書いてあった、文章を全体として読むと最初の山田太一さんの逸話はいらないという感じがするが、球児の姿を観ると、自分の高校時代というか、青春時代をあれこれ考えたくなるのは、確かなような気がします。それが必ずしもスバラシイ記憶でなくても。