現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

事務仕事やナタネの播種や『ボーダーライン』

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ボーダーラ

20日(火) 
午前中は大豆の収穫で活躍してくれたお隣からお貸しいただいビーンスレッシャーを掃除。
午後は事務仕事。昨日からの続きなのだが、自分の計算した数値と同じ役員さんが計算してくれた数値がけっこうあれこれ違うので、困惑する。で、何が違うのか、どこが違うのか、なぜ違うのか、をあれこれ検証していたら、ずいぶん時間がかかってしまった。最初は僕の計算の仕方が違うのだろうと思っていたのだが、だんだん、お互いに間違っていることがわかってきて、これでは数値が一致するはずもない(笑)。でも概ねだいたいピタッとあうようになりました。


21日(水)
朝、風もなかったので、豆あとに生えていたキシュウスズメノヒエに除草剤をかける。ここ二、三年、うちの圃場を悩ませている。とにかく強烈な繁殖力。イネ科でヒエの仲間なのだが、どんどん這って横へひろがっていく。大豆などの畑でももちろん、水を張った水田へも畦畔からどんどん侵入してくる。多年草で這っていく茎からも根が出てきて、要するに茎を切っても、根が残っているので、また繁殖してひろがっていくので、根絶がむずかしい。大豆ではマルバルコウソウにも悩まされているが、ここでなんとか弱らせておかないと、また春、稲を植えつけても、キシュウスズメノヒエが残っていると厄介なのだ。トラクタですき込んでも完全にやっつけるのはむずかしいし、トラクタのロータリーに根や茎が絡まったりしていると、次の圃場に移って耕起作業をすると、その田んぼでまた繁殖してしまったりする。なかなか手ごわい雑草なのだ。



午後は来年の無農薬の圃場を耕起して菜種を播く。もうとっくに播種時期は過ぎているのだが、ま、とりあえず播いておく。この播種時期の遅れにこの秋のバタバタが凝縮されている気がする(笑)。


ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ボーダーライン』(2015)をiTunesで観る。うーむ。最初から最後まで、けっこう緊張感があって、楽しめたが、後味はもう一つ。麻薬組織に挑むストーリーなのだが、悪いやつばかり出てくるのでありました(笑)。なかなかショッキングな映像もありますな。うーむ。主演はエミリー・ブラントということになっているが、まあ、本当の主役はベニチオ・デル・トロになりますね。
あの緊張感はカメラワークなのかな、うーむ。