現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

今日は腰痛だが勤労できることに感謝し、「おひたし」と「おしたし」の音の違いに耳を澄ましてみる。


 勤労感謝の日。「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という日であるそうな。
 露が降りて朝から快晴。その後は小春日和のいい天気。あのね、ひょっとすると今年一番気持ちのよいお天気の一日だったかもしれない。だって終日快晴で、ほとんど風もなく、穏やかに暖かい一日でした。
 午前中は精米など。長男は大豆あとの圃場をすきに出てくれる。
 昨日から気にはなっていたのだが、腰が・・・。どうもおかしい。ふわふわすると思っていたのだが、ここにきて筋肉が引っ張れるような痛みになってきたので、ご近所の接骨院の先生に診てもらう。電気をあててもらったり、マッサージをしてもらったり、さらしを巻いてもらったら、少し楽になりました。僕は二度ほど身動きできないくらい激しい痛みのギックリ腰になって一週間ほど床に臥せった経験があるので、気をつけていたのだが、先日の大豆の選別作業の時に箕を使っての作業をして疲労がたまっていたところへ一昨日からの刈り払い機で畦畔の草刈りをギュンギュンやったのがいけなかったんだろうな。ま、早めに診てもらうことが肝要です。


 午後は長浜の本局へ行ったのだが、小春日和だし気持ちよかったです。バイクもたくさん走ってましたが、オレンジ色のオープンカーもすれ違いました。知らない車種ですが、外車かな。今日はライディングもドライブも気持ちのいいことでしょうな。


 クルマにつけていたFMトランスミッターが一週間ほど前から壊れていて、iPhoneの音楽が聴けなくなっていたので、帰りに新しいのを買ってくる。ま、クルマのシガーソケットを使うものだが、クルマの中というのは温度の変化がけっこう激しくて、コンデンサなんかがけっこう消耗するのだと思うのだが、思いのほか寿命が早いような気がする。でもこれでFMトランスミッターも四つ目か五つ目だが、どんどん性能はよくなってきていますね。最初のは、雑音が多くて使えない代物だったけれど、その次からはどんどん使いやすくなって、今日買ったやつは音質も良くなっているのが実感できる。


 えーっ、みなさんは、ほうれん草をですね、さっと茹でて、ちょっと固く絞って、ゴマとかかつお節をふりかけて、だし(あるいは醤油)をさっとかけたような一品をなんて呼んでますか。ええ、もちろん「ほうれん草のおひたし」と呼ぶのが標準だと知っていましたが・・・。
 昨日のブログで「ほうれん草のおしたし」と書いたら、「おしたしって江戸っ子だな」と友人がツッコんでくれたのだが、古今亭の落語を聴き過ぎたので、いつの間にか江戸っ子になってしまったのか(なんでやねん。とツッコムところ)、何度も口の中で「おひたし」「おしたし」とくりかえしてしまいました。いささか迂闊であったか、と思って今朝、母と奥さんに聞いてみた。「おひたし?おしたし?」すると「ほら、おひたしやろ?」「浸す(ひたす)からきてるんやから」と母も奥さんもおっしゃるのだが、「ほやけど、おしたし、って言うてんか?発音的に。ほれに「したしもん」って言うやろ?」「あはは。「したしもん」言うね。」「まあ、方言みたいなものなんとちゃうんか?」という母と奥さんとの会話でした。このあたりでは江戸っ子ではありませんが、「ほうれん草のおひたし」のことを、「ほうれん草のおしたし」とか「したしもん」と呼んだりしていることもあることが、じんわりとわかってきました(笑)。「浸す」を「したす」と言うのは何も江戸っ子ばかりではないということのデータがありました(笑)。滋賀県の湖北地方は、関西文化圏、近畿文化圏のどんづまりと概ねバカにされがちなんですが、ひょっとすると、ひょっとするとですが、「おしたし」あるいは「したしもん」はみやこ言葉かもしれませんぜ。ええ、しらんけど(笑)。


 このところ、このブログでラジオネタを取り上げることが続いているのだが、さっきラジオを聴いていたら、こんな投稿がありました。昔々、中学三年生の卒業間近の頃、クラスの各人にそれぞれ各人が書く色紙が回ってきたんだと、で、投稿した彼女はT君のことが好きで、ずっと片思いで、思いを胸に秘めていたのだが、T君の色紙が回ってきて、もう卒業で会えなくなるし、思いを伝えようと決めて、なんとなく思いが伝わるかなぁ、と思う本の題名をそのT君の色紙に書いたんだと、それから数十年後の同窓会で、再びまた同じように各人に、各人が書く色紙を回したんだと。するとそのときT君が私の色紙に書いてくれたのは、その本の中からの引用文だったそうです。それを読んだ瞬間、忘れかけていた春風がやってくれたような感じがしました。とありました。本のタイトルが気になりますね。本のタイトルも引用文も秘密だそうです。いやー、まいったなぁ。「平安時代の和歌のやり取りのような・・・」と女子アナウンサーはおっしゃってましたが。まず、自分の思いを伝えたいと思う本のタイトルが気になりますね。たぶんそんなあからさまなタイトルじゃないんだと思うわけです。みんなで回す色紙に書くンですからね。で、数十年後の同窓会で、その本の中からの引用文がまた色紙に書いてくれて返事してくれたというのが、劇的ですね。ちゃんとその本を読んで、ある意味感動して、覚えてしまった文章があったということですよね。これだけでもすごいのに、数十年後の同窓会で、その引用文を読んで、あの本のことだとわかるのも、すごいというか、素晴らしいことですよね。この二人、その後、どうなったのか気になりますが、何も書いていないそうです。
 誰のどの本なのか、気になりますが、この話題は映画の脚本家ならちょっとあれこれ考えてみよう、と思うような話題のような気がします。僕なら本の作家は太宰治にしたいような気がしますが、・・・。うーむ。
 で、この番組の最後の曲が中島みゆきの「時代」で、思わず泣けそうになってしまいました(笑)。


 うちの畑の隅に小菊が花を咲かせています。菊香る季節でもありますな。昔、祖母が鉢で大輪の菊を咲かせるのに丹精してました。今から思うと立派な大輪の菊だったのですが、当時はその値打ちがわからなかったなぁ。でも菊の花の強烈な香り、匂いはよく覚えています。鉢を中に入れたり外に出したり、というのも手伝ったりしたことも。