現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ウダウダとムーヴの彩色と「環境こだわり米」に取り組む滋賀県の農家が多いこと


 雨上がりですけど、朝からとても暖かい朝。昨日ワックス掛けをしたので、ムーヴは水滴がコロコロしてました。むふふ。


 しかしなんだな、今日は昼寝をしてしまったり、ウダウダと過ごしてしまった。読みはじめた新しい本があるのだが、最近はどうも椅子に座って机に向かって本を読むことができなくて、どうしてもゴロゴロしてしまう。ゴロゴロしてしまうと、なぜか眠くなるという循環で10ページがすすまない。やれやれ。


 昨日描いた落書きに水彩絵の具で彩色してみました。ま、なかなか思うようにはいかないですが、最初にグレーで陰影をつけてから彩色するというやり方です。前にも書いたけれど、紙がよくないですね、このスケッチブック。水彩には向かない。紙の表面がももけてしまう。うーむ、ダメだな。と紙のせいにしてみる(笑)。「ももける」は共通語ではないのか?方言だったのか。共通語ではなんというかな?思い浮かばん(笑)。水彩の筆で何度か紙の表面を塗ると、水を吸って、紙の表面がケバ立って、繊維が抜けて、ちょっと丸まった、消しゴムカスのようなものができてくるんですな。ももける。



 先日、ある会議で滋賀県の「環境こだわり米」の取り組みが日本一だとおっしゃってました。ええ、それは知っていたのですが、グラフを見せられたのですが、圧倒的でした。ちょっとふるさと自慢になりますが(笑)、環境保全型農業の取り組み面積が耕地面積に占める割合のグラフ。他の都道府県を押さえて圧倒的なダントツの一位です。それから通常栽培の5割減の化学合成農薬成分数でも、滋賀県は7成分までという厳しい基準になっています。つまり5割減の「環境こだわり米」といっても、都道府県によって使っていい農薬の成分はまちまちなんですね。もともと使っている農薬成分が多ければ5割減といっても、10成分、11成分だったりするわけです。えー、ちなみに辻井農園の「環境こだわり米」は5成分です。
 グラフを見ると滋賀県の農家がいかに頑張って「環境こだわり米」に取り組んでいるかがわかりますね。ええ、ほとんど全国的には知られていませんが。まあ滋賀県は琵琶湖の環境を守るという大きな方針がありますから、先駆けて環境保全に取り組んでいるわけです。で、今度はオーガニック(無農薬有機栽培)の分野でも先駆けになろうという県の方針です。「安全安心おいしいお米」を標榜する辻井農園の方針とも近いし、県には頑張ってもらいたいところ。滋賀県の環境こだわり農産物のHPもあって「魚のゆりかご水田」「オーガニック米」の取り組みも紹介されています。
 こういう取り組みがもっともっと全国に広がっていくといいなと思います。

環境保全型農業の取組面積が耕地面積に占める割合

(平成30年度環境保全型農業直接支払交付金の実施状況(農林水産省)より県が作成)


通常栽培の5割減の化学合成農薬成分数(水稲)

(2016年度水稲収穫量 上位20位までの都道府県のHPを参考に滋賀県が作成)