午前中は精米など。
いつもの万年筆ではなく、Gペンで字を書いてみました。まだまだ慣れない。Gペンだと紙に落ちるインクの量がうまく制御できないので、インクが乾くのを待つ時間があったりしてスラスラ書くというわけにはいかないが、これはこれで楽しい(笑)。
午後は事務仕事。通帳とコンピュータ上の数字が合わなくて、バタバタドキドキしておりましたが、バッチリ合いました(笑)。
先日のブログで紹介したように、このあたりで芽吹きといえば柳が一番最初なのだが、その次が今朝の散歩で見つけたこの木ですけど、なんの木かわかりません(笑)。「あーたも早いけど、柳には巻けたわよ。でも二番よ。」となぜかオネイ言葉で話しかけてしまったのでした。
夜、塩屋俊監督『種まく旅人 みのりの茶』(2012)を観る。おもしろかったです。楽しめました。舞台は大分県臼杵市の有機栽培のお茶農家です。ストーリー的にはよくある話だし、一年目でこんなうまくいくはずがないし、雨の日に茶畑に入るのはどうなのか、という気もするし、ツッコミどころもたくさんあるけれど、そういう映画としての出来とは別に、農家の立場からすると、よくある話というだけではすまないんですよね。確かにいろいろ苦労があるというか、問題は次々出てくるので。
僕もお茶は好きで毎日飲んでいるし、滋賀県も実はいくつかお茶の産地はあるし、去年、土山のお茶農家さんの製茶工場も見学させていただいたし、高村薫の『土の記』にもお茶の木のエピソードが何度か登場するし、吉野弘に「茶の花おぼえがき」という散文詩があって、私の大好きな詩で、稲の生長を考えるときの指針にしています。というか自然界のありようの指針でもあります(笑)。
ま、そんなこんなでお茶にはどうにも親しみがあるのです。
映画の出演者はみんな頑張ってます。ま、陣内孝則はもうちょっと落ち着いた演技が望ましいし(笑)、石丸謙二郎は思いのほかふわふわした演技だったような気がするが、田中麗奈が美しく良かったです。もちろんあんな皮膚を露出した姿で農作業をしてはいけないけれど、まあ、映画だし、若い美人の女優さんを起用しているので顔を隠してしまうわけにもいきませんしね。ま、ほんとうは隠したほうが美しく見えるのですが、ま、映画ですからね。それでも東京で働いているときの田中麗奈と大分の茶園で働いているときの田中麗奈とを比べると、大分の田中麗奈の方がはるかに美しく見えるから不思議。
塩屋俊監督は臼杵市野津町出身なんですな。なるほど。それから2013年には亡くなっておられるんですね。うーむ。なんと。
YouTubeのインタビューの中で陣内孝則が話してるけど、2012年で農業をテーマにした映画は確かに少ないかもしれませんね。ま、このインタビューは映画の大分県の人に向けた宣伝なんだけれど、大分県の宣伝にもなってますよね。
映画「種まく旅人〜みのりの茶〜」インタビュー